映画「サンジャックへの道」(2007)

 

 

キリスト教の聖地

サンティアゴへの巡礼

 

男女9人

1500キロ

 

ひたすら歩く。

 

退屈な宗教色の強い映画かと思いきや

全く、そんな色も気配もない。

 

でも、フランス語の方のポスターはキリストの十字架

イスラムの月と星が描かれていて

 

言葉だけでは伝わらない余韻や描写が描かれていて

妙に心に残る。

 

 

失読症のラムジーと国語教師のクララ

 

教え方がねぇ、本当に素晴らしく上手い!!

学ぶことの欲求や人間の好奇心

未知なるものへの挑戦する姿

忍耐力、そして歓びが自分のことのよう!

 

はじめは、1500キロ歩くなんて!!

登山よりも多い荷物になるし

疲れて退屈な映画だわ。。。

と、思っていた私。

 

見終わった後はなぜか自分の荷物も軽くしなければと

引っ越して手付かずだった部屋に足を踏み入れ

何年も開けていなかった段ボールをあけ

積んであった本を出し

服を売って

熱が出るほど片付け通し

 

気づけば、映画は観ていたもののブログ放置。

 

実は

2017年元旦

 

私は大きくショックな事があった。

(他人からみたら笑っちゃうことのようです)

 

でも、私には深刻で切実でいたたまれなく

ブログも手につかないほどでした。

 

それは、この映画ブログでも出てきた湯婆婆こと

私の叔母。

 

片付けができない人なんです。

 

それが、2017年元旦

目の前にたくさんの物、モノ、ものに囲まれ

捨てずにありとあらゆるものがそこら中に置かれ

その中でお正月の食事

「さぁ、召し上がれ」と言われ

誰が食えるか!!

と怒りと絶望の淵にいる私を

よそ目に主人はビールを

鍋を、つまみをムシャムシャ。

 

「あぁぁっぁぁっぁぁぁぁああああああ」

 

これがずーーーーーーっと私の中にあって

帰りの車の中で罵詈雑言、誹謗中傷とにかく

言葉のめった刺し!

 

そこへ主人が「おまえも、そっちよりだけどな」と一言。

 

??ん?そっちって?

 

え?えぇぇぇっぇぇぇぇぇーーーーー???

 

まさか、さっきの叔母よりですか?

え?

 

耳を疑うとはこういう事かと。

 

今でも続いている断捨離は叔母のようになってしまうのは恐いという強迫観念。

そして、私は違うのよ!というアピールのためか、油断したらあっという間にモノ

の浸食に気づかない自分への戒めなのか。

 

私の今年の漢字一文字は「断」。

 

あんなに大好きだったディズニーも

今でも行くけど買わなくなった。

 

握り拳をつくり「可愛い、可愛い、でもだめ。だめなの」とつぶやいている

怪しい声を出していたら、それは私です。

 

声だけではありません。

 

夢の国で身体をねじ曲げ、髪をかきむしり

「可愛いけど、きっとあなたたちはここにいた方がいいの」

と意味不明な言葉をはいています。

 

違和感を押し込めたり、無視したりしないで

丁寧に向き合っていきたいです。

 

そして、やっぱり映画が好き!!

 


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