映画「君の名は。」(2016)

 

今さらですが

 

すさまじい勢いと美しさに引き込まれ

見終わったあと現実に戻れるか、

戻りたくない浮遊感にゆらゆら。

 

抗えない運命に挑む姿が

自然の光が

風が

巡る季節が

圧倒する。

 

時間がゆがむとき

ずっと首の周りが

ぞわぞわと鳥肌がたって

 

神はサイコロ遊びをしない

 

と言い聞かす。

 

 

みつはが髪を結んでいた組紐

 

時間を組紐になぞらえて

交差させいきつもどりつ

時間を編みたたんでいく。

 

理屈ではなく感覚で日本人には

腑に落ちる時間と組紐

 

神社で鈴を鳴らす鈴紐

お正月に飾られるしめ縄

 

神の領域と現世を隔てる結界

 

懐かしい記憶をたどるとき

たどりつけない事が多い。

 

記憶は宇宙に似ている。

 

生まれた時から忘却の旅が始まっているのかもしれない。

 


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