昨日12日、東北地方太平洋沖地震が発生いたしました。
震源地に近い方々、このたびの大地震、心よりお見舞い申し上げます。
この度の地震は、横浜でも決してひとごとではなく、皆様、並びにご家族、同僚の皆
様のご無事を心からお祈りするばかりです。
また、原子力発電所の方で、大分深刻な状態のように思います。
混乱等が起きなければ良いのですが。
放射線障害について。
1979年の米国ペンシルベニア州スリーマイル島の発電所や、1986年のウクライナの
チェルノブイリ発電所など、原子力発電所からの放射性物質の漏出事故もまれに起こ
ります。スリーマイル島の事故では、大量の放射線被ばくは起こりませんでした。実
際、発電所から1.6キロメートル以内に生活していた人の被ばく量は、普通より約
0.08mSv多いだけでした。しかしチェルノブイリ発電所の近くに住んでいた人々は、
約430mSvの放射線を浴びました。30人を超える人が死亡し、多くの人が負傷し、事故
によって漏れた放射性物質はヨーロッパ、アジアからアメリカにまで達しました。核
エネルギーが使用されるようになってから40年の間で、原子炉からの深刻な被ばくは
35件発生し10人が死亡していますが、チェルノブイリの事故を除けばいずれも発電所
以外の原因によるものです。
放射線による障害は、被ばくした量(線量)と時間などのいくつかの要因で決まりま
す。一度に大量の放射線を全身に浴びた場合は死に至ることがありますが、同じ線量
を数週間あるいは数カ月にわたって浴びた場合は、影響はかなり小さくなります。線
量が同じなら、急速に被ばくした方が遺伝子の損傷が発生しやすくなるためです。放
射線による障害は、体のどれだけの部分が被ばくしたかで変わってきます。たとえば
6グレイを超える放射線を体の表面全体に照射されると多くは死に至りますが、癌な
どの放射線療法で体のごく一部の領域に集中して照射される場合は、この3、4倍の線
量でも重大な悪影響を与えることはありません。
体の部位によって放射線に対する感受性が違うため、どの部分が放射線を浴びたか
も重要です。腸や骨髄など細胞の増殖が速い器官や組織は、筋肉や腱など細胞の増殖
速度が遅い部位に比べ、放射線による影響を受けやすくなっています。精子や卵子も
放射線による損傷を受けやすくなっています。したがって癌の放射線療法では、それ
らの部位を厳重に保護した上で、癌の病巣部に高線量の放射線を集中的に照射しま
す。
放射線照射の患者に対する緊急治療はありませんが、患者の経過を詳細に観察し、さ
まざまな症候群の進行を調べ、症状がみられた場合には症状に応じた治療を行いま
す。
放射能汚染では、すみやかに体から放射性物質を取り除きます。皮膚が汚染されて
いる場合は、すぐに大量のせっけんと水で洗うか、また可能であれば専用の溶液を用
いて落とします。小さな刺し傷がある場合は、痛くてもこすりながらよく洗浄して放
射性物質の小さな粒子まですべて取り除きます。汚染した毛髪はハサミなどで切りま
す。カミソリなどで毛をそってはいけません。これは、毛をそるときに皮膚を傷つけ
てしまい、そこから汚染物質が体内に入ることがあるためです。ガイガーカウンター
で放射性物質がなくなったことを確認できるまで洗浄を続けます。放射性物質を飲み
こんだばかりなら、嘔吐させます。放射性物質の中には、飲みこんだ物質が体に吸収
されるのを防ぐ解毒薬があるものもあります。こうした解毒薬の多くは、原子炉の事
故や核爆発など、大量の放射能汚染にさらされた人にのみ投与されます。ヨウ化カリ
ウムは、甲状腺の放射性ヨード吸収を予防し、甲状腺癌のリスクを減らします。DTPA
(ジエチレントリアミン5酢酸)、EDTA(エチレンジアミン4酢酸)、ペニシラミンな
どの薬を静脈から投与すると、吸収された後でも放射性元素の一部を除去できます。
こうした解毒作用のあるものは、食事からも摂取可能です。写メみてね。
