昨日のこのブログで、国内では初めて2兆円の営業利益をあげ、
世界全体の販売台数でも、米国GMに肉薄し来年には世界一に
なると書いたトヨタ自動車が、60億円の申告漏れを行っていた。
今朝の朝日新聞の一面に、トヨタ自動車が04年3月までの3年間で
60億円を超える申告漏れを名古屋国税局で指摘されたとある。
手法は、オーストラリアとブラジル海外2子会社への輸出の際に、
本来の単価より安く売ったり、販売経費を本社が負担するなどで
本社の利益圧縮を図った単純なものである。
世界各国に拠点を展開するトヨタ自動車は、移転価格制など各国の
税制などは十分熟知しているはずである。今年の九州でのリコール
隠しに続く汚点である。
驚いたのは、鈴木武・トヨタ自動車専務(財務担当)が「きちっと
処理しているつもりだが、指摘内容はよく覚えていない」である。
世界的企業に成長し、二代続けて経団連の会長を輩出している為か
今年の7月にはリコール隠蔽で熊本県警に書類送検されたものの、
大きな問題ともならなかったが、この専務の発言は正しく同根にある
のではなかろうか?
トヨタ自動車のHPには、リコール情報が驚く位多く掲載されて
いる。これは自動車のIT高度化と生産に追いつかぬ技術者不足が
主因であるが、さらには経営者の奢りも一因ではと考えたくなる。
トヨタよお前もか? 「奢るもの久しからず」を肝に銘じ、
下請け企業と共に繁栄する「新トヨタカンバン生産方式」を導入し、
真に日本を代表する世界的企業になって欲しい。
