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最近、トヨタやキャノンの子会社・関連会社での人材派遣会社の「偽装請負」や
派遣社員の正社員化など労働問題が新聞に盛んに取り上げられている。
今日の日経新聞でも、サンエー・インターナショナルでは1千人、ワールドの
販売子会社のワールドストアパートナーズは6千人の派遣社員を正社員にした
などアパレル各社で、既存社員の定着率を高める為に正社員化を採用し
始めたという。
一方では、情報の漏洩事件や盗難等の事故防止から従来の業務の外部委託
(アウトソーシング)を辞め、正社員の採用を行う企業も増加している。
その一社は、2004年1月に派遣社員の介在で顧客情報が社外に流失し、
多大な損害金と信用を失墜したソフトバンクBBで、正社員の推進と
外部委託の決別で現在の正社員は事件前の3倍の5400人である。
もう一社は、福岡銀行で2005年9月、子会社の人材派遣会社
「福銀オフイスサービス」から受入れていた派遣社員の2件の現金着服事件
が起き、派遣者社員400人を全員転籍させて福岡銀行の正社員にしたという。
現在内部統制が厳しく求められようになり外部統制のリスクを避ける事例
であるが、システム開発委託業務などで社外のパートナーを選別する動きも
盛んになることは必至であろう。
社員は悪いことをするとの性悪説だけでなく、正社員化による待遇改善や
社内教育でモチベーションをあげることが企業経営に大切という片桐一郎
コンサルタントには同感である。(以上「日経ビジネス」10.16号から)
- 三浦 展
- 下流社会マーケティング