今週の「日経ビジネス」10.2号の特集「目覚めよニッポン 人材沈没」
が面白い。冒頭で日本企業の「マネージメント能力」が世界ランキングで
31位と1995年の16位から遙かに下位に甘んじている。
この中の一コーナーでマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンのエアン・ショー
日本支社長が人材活用に一刻の猶予もないと日本に警鐘を鳴らしている。
エアン・ショー氏は、25年前日本の企業に働き、日本の企業の世界に
誇れる強さの1つは新製品を生み出すイノベーションの力 いま一つは
人材マネージメント力であったという。
残念ながら今の日本はそのいずれも失っているという。
そして彼は、日本が今後社員が個人のキャリアアップをしながら
成長できる企業にならなければならないとし、その為に組織内に社員の士気を
高められる魅力的な30~40代の「リーダー」を育成することだという。
併せて、海外の人材を積極的に目を向け、社内に取り込めば組織は変わり、
既に世界の企業はこのことに気づき、欧米や韓国の企業は中国やインドの
優秀な人材を大量に採用しているともいう。
エアン・ショー氏自身もカンボジア出身で、マッキンゼー入社後はフランスを主に
欧州や米国など各地を渡り歩き、当社の戦略的拠点の日本に赴任してきたという。
失われた10年で日本は資産を減らしただけでなく、大切な教育を怠り人材も
失った。
今こそ人材マネージメントに最大限注力しなければ、「日本沈没」を招き兼ねない
という警鐘は、現場に立っていると全くよく実感できる。
