先週末の新聞に、海外駐在の子女に対する親の思い入れが書かれていた。
「自分の子供をアメリカ人と同じように話せるNative Speaker にしたい」と。
これは、何も海外子女に限らず日本国内にいる子供達に幼児から高い月謝を払い
NOVAや学研の幼児英会話教室に通わせて満足している親が多いことでも、
自分が話せない英語を子供達に託しているのであろう。
私も、今から20数年前アメリカのロスアンゼルスに2歳と6歳の子供を
連れて赴任した経験がある。
先に赴任して日本の本屋に行き驚いたのは、小学生でこんなに難しい漢字を
習っていることである。自分の時代が小学の高学年に習った漢字が今は
小学低学年で学んでいることに驚いたのである。
そこで、私は6歳の長男に「英語の前に日本語」と思い、日本の童話の本を
買い与え毎日少しずつ読ませることにした。当初は1冊を一週間くらい
かけながら読んでいたがそれが段々早くなり、2日位で読破するようになった。
月曜日から金曜日まで現地のアメリカの小学校に通い、土曜日のみ日本の
補修学校に通う生活であるが、「朝、歯を磨いていたら雲が晴れるように学校の
先生や子供が話す言葉(英語)がわかって来た」といったのは、渡米後1年半
くらいの時期である。
その後の英語の上達は物凄いスピードであり、確か4年生くらいの
「Bee Contest(スペルのコンテスト)では、現地校の代表になり地区大会にも
出たほどである。
これは、新聞でも書いているとおり、外国語をマスターするためには母国語
(日本人は日本語)の基礎をしっかりできていないと駄目であることである。
私の経験から、友人の上海人が娘を小学5年生になるまで日本に呼び寄せない
アドバイスした。
その結果は、私の息子も友人の中国人の娘も其々日英、日中の「バイリンガル
(Bilingual)」である。
- 安田 佳生
- 千円札は拾うな。
