来月24日開始の番号ポータビリティ制度(番号継続制度)を控え、
携帯電話会社の乗換えを考えている利用者が多いのではなかろうか?
我が家も私のみがボーダーフォン(10月1日からソフトバンク
モバイルに社名変更)で他の家族がNTTドコモ(以下ドコモ)を利用
していることより、家庭内でドコモへの変更を強要されている最中で
ある。
この番号ポータビリティ制度前の携帯各社の熾烈な戦いー中でも
KDDIのドコモ追撃が、明日発売の日経ビジネス(9.11号)で
紹介している。
2000年10月に、第二電電、KDD,日本移動通信の3社が合併して
KDDIが誕生したが、新会社は当初2兆円にも上る有利子負債や
ライバルのJ-フォン(現ボーダーフォン)の「写メール」や
ドコモのiモードの大ヒットで苦戦を強いられていた。
この苦境からKDDIを再建したのは、2001年6月に社長に就任した
小野寺正現社長兼会長で、就任早々「選択」と「選択」の構造改革に
着手し携帯電話の復活に取り組んだ。
この8月28日に、一度に12種類のau(KDDIの携帯電話ブランド名)
新機種を発表しライバル各社や世間をあっと驚かせたが、
「戦略とスピード」が小野寺KDDI経営の真髄であるという。
確かに数年前から若者の間でau人気が出ていることは我々も認識して
いたが、03年からKDDIはドコモに先行して、新商品・サービスを投入
している。
主な新商品・サービスをみると
・ 03年10月―デザインに特化した携帯電話の発売
・ 03年11月―パケット定額サービスの開始
・ 04年11月―楽曲配信サービス「着うたフル」を開始
・ 06年2月―パソコン向け楽曲配信サービス「リスモ」を開始
・ 06年6月―ソニーエリクソンと共同開発し「ウォークマン携帯」
発売
・ 06月7月―米グーグルと提携し、検索機能サービスを導入
などドコモに3ヶ月~1年半先行し、矢継ぎ早に投入している。
しかし、KDDIはドコモとの距離を年々縮めてきてはいるが、
巨像の背中はまだ遠く、06年7月時点の携帯電話契約者シャアでは
KDDI 28%に対しドコモは55.6%である。
さらに、後門には企業の存亡を賭け巨額の資金を投入しボーダーフォンを
買収したソフトバンクがいる。これからどんな新手を繰り出してくるか
わからない孫正義・ソフトバンクである。
ドコモに挑む小野寺と孫という戦略的経営者が真の「自由競争」を展開し、
携帯電話の益々の利便性の向上と料金の引き下げをもたらして
くれることを期待したい。
この記事を読んで、我が家の携帯電話の乗り換えは仕切り直しで残り
1ヶ月後に結論が先延ばしになりそうである。
