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アーツ

個人のイメージの完全なる共有は不可能だけど。


もしかしたら似たような体験を持つ他人もいるかも知れない。




夢の話をしよう。


このところ見ない夢の話を。





これは、置かれている状況は異なっていても

繰り返し何度も見ていた夢。だから、先ずは最初に見た時のことを。





僕は、成城学園前と、和泉多摩川の間にいた。


現実世界の「間」には、喜多見と狛江があるわけだが、夢の中にはそれがなかった。

成城学園前の隣が和泉多摩川だった。

というのは、成城から坂道を降りて行くと、

すぐに大き目の河原に出たからだ。おそらく散歩をしていたのだと思う。

そこには、川に沿って大きな公園があって、芝生が植えてあった。

僕は、少しだけ歩き疲れていたので、芝生の上に座ってしばらく川を眺めていた。

その公園は、土手のような斜面が敷地の大半を占めていて

ちょっとした高い位置から川を眺めることができた。



しばらくぼんやりと、川の流れを見ていた。




そうしている内に、ふと気がつくと、僕の側に一人の小さな子供が寄ってきていた。

学校帰りにこの公園で遊んでた子供の一人だろうか。

少しの間、僕の顔をじっと見つめた後で、

その子供は僕にこう言った。


「ねえお兄さん、なんか面白いことやってよ」


僕はその時、多分川を眺めたりしたせいで気分が良くなっていたのだろう、

その子供に、僕の身体特技(アーツ)を見せてあげることにした。



ところで、僕のアーツは、跳ぶこと、である。



最初に跳躍する。


その後、腕や脚、首、腰……つまり全身を、

跳躍から重力に引っ張られて、

地面に落ちていくタイミングを見計らい、

適宜身体部位を重力に抗うように動かす。


走る時に腕を振る。すると推進力が高まってより早く走れる、

まるであのような感じで、反射的に重力に逆らって身体を動かすと、

しばらくの間空中に浮いていられるのである。



それが僕のアーツ。



主に「脚の振り」を調節することで、

空中に浮かんだまま少しの距離ならば前進することもできる。

跳躍の前に、走り幅跳びの要領で、

助走をすればより長く、遠くに浮かんだまま移動ができるのである。


その代わり、浮かんでいる間は絶え間なく身体を動かしていなければならない。

落ちそうになったら腰をひねり、その反動で脚を蹴り上げ……

というような具合に。


アーツを使って空中を移動していく時の感覚というのは

まるで高級な自動車で道路を走っているようで

こう、スーッと、とてもとてもスムースに風景が流れていくのである。



僕はそのアーツをその子に披露してあげたのだ。

斜面を利用して、川の側まで空中を移動して見せてあげたのである。


案の定、その子は大喜びした。

「それどうやんの? やり方おしえてよ!」

僕は快く、っていうか、子供にせがまれた時によくやるあのちょっといつもより大人びた態度で

「空中を移動するための」身体の使い方を教えてあげたのだった。



驚くべきことに、

その子供はとても飲み込みが良く、

僕が教えてすぐに、10mくらい空中を移動できるようになった。

褒めると子供は調子にのる。

でも、この時は調子に乗ってくれてとても楽しかった。なぜなら、二人で日が暮れるまでその公園で

ずーっとアーツをやって素晴らしい時間を過ごしたからだ。










……と、これが最初の夢。


僕がアーツに目覚めたきっかけみたいな夢で、

その後2年間くらいだったかな? に渡って、いろいろなシチュエーションで

これと全く同じ原理の「アーツ」を使う夢を

幾度となく見てきました。




この夢って、


普段見てるような「ビジョン」「印象」といったようなものとは

またちょっと「残る」感じが違っていまして、

あの「自分の動作だけで、空中を滑るように移動できる感覚」といった

まるでそれが当然のように「できるに決まってる」って感覚が残るんです。



この夢後感はいつも決まってしごく良く

一日調子良かったもんです。



「あれ?俺って空飛べたよな……?」

みたいなきちがい感覚すらも伴っていました。





さて、どうすか?

同じような夢、見た人いません?



これを読んでいる東京創元社、元社会思想社の方へ

まずはタイトルにセルフで、そんなヒトいねえよな。



えっとですね。電子書籍やってください。iPad対応の。

サウンドノベルまでいかなくていいです。

当時の挿絵で、当時の翻訳のままで、『火吹き山の魔法使い』とか『城砦都市カーレ』とかの

アドベンチャー・ゲーム・ブックを。

やりたいです。とにかくやりたいです。

どこか外注と相談して採算とれるラインを模索してください。これ読んだ次の瞬間から。

なぜならやりたいから。


実家にまだあるかなー。何冊かは残っているかもしれないけど、

創元のはきっとなくなってるんだよなー。

『七匹の大蛇』とかすげースキだったなー。

『バルサスの要塞』とかさー。でも奇妙な雰囲気でダントツだったのは『死神の首飾り』だったな。

『迷宮探検競技』もやりてー!!

なんで社会思想社なくなっちゃったんだろう……




追記:調べましたよ。

その後、創土社、扶桑社、ホビージャパン文庫などから、一部復刊されていたみたいです。

ただ、挿絵はやはり昔のままではないみたい。あれがいいのに。

ホビージャパンから出たのに至っては絵が萌え系らしい。割と言語道断だよね。つかセンスが。

設定も女子校生とかになってるらしいし。くるってるなー、悪い意味で。


古本屋でも巡りましょうか。

インターネットで通信販売しているような本屋さんにはないのです。

あおぞらぶんこ

愛Padの普及が青空文庫購読者の数を増やし、

ひいては泉鏡花ファンを増やし、

さらにひいては、ちくま文庫が泉鏡花全集の発行を再開してくれることになったら嬉しいなあ。


結局本かよ、ってことですが。


青空文庫に入ってる泉鏡花の作品はほんの僅かなのだけれど、

そのほんの僅かの中に「義血侠血」が入ってて驚くやら嬉しいやらですな。

泉鏡花の他の作品のイメージが強いので、タイトルだけみるとなにやらおどろおどろしい印象を受けるかもしれませんが、血で挟まれている言葉は義侠ですので、これは困っている人を見ると捨てておけない心、義侠心の物語なんですな。

痛快、且つ、悲哀を感じる素晴らしい作品です。


泉鏡花の作品を読むコツは、自分がそうなんですけど、とりあえずざーっと読む、に限ります。

で、またざーっと読む。繰り返し。

わかんないとこだらけですよ。でもいちいち調べてたらイヤになっちゃうので、調べません。
漢字の雰囲気で大体こういう意味かと推測して読んでっちゃえばいいっす。

で、全く読み取れなくなったら推測が間違ってるんで、そんときだけ調べれば。

愛Padのスゴイとこ、って、わかんない単語、センテンスをなぞると、その意味が出てくるんですな。

PCのバルーンヘルプみたいなやつ。

これはありがたいです。辞書、重いしね。

いや、いいかも、愛Pad。安いよ。


ひとつ失敗したのは、容量の大きいやつを買えば良かったってことかなー。

もう数ヶ月すれば、もっと大容量で最新のやつがさらに安い値段で発売されることは約束されてるんで、

ある意味今がんばって買わなくても良かったかなーとは思いますな。

アぶラショー

こういう銀行のATMみたいな道具始めて使うから……あ、DSはあるけど、指で触らないし……液晶が気になってしょーがねー。汗かきだし脂性だしなんかもーべったべた。イヤになるなあ。


契約はソフトバンクしか選べないのもすげーマイナスだなー。だから通信は使ってないです。

完全に子機だなこりゃ。


和式便所でうんこしながら読むにはでかすぎたよ……

iPad-2

とりあえず青空文庫を入れてみた。





……ごめん、やっぱ愛せるかも。iPad。

iPad

仕事忙しくてほったらかしてあったiPadの包みを開けたよ。


でかいiPhoneだったよ。




俺なんかより欲しいヒトが手にした方が良かったよ。



新潮社、文藝春秋社の藤沢周平文庫本の方が数千倍愛せるよ。

プレゼン。なんだよ?プレゼンってよ。



土耕して生きて生きてえんだよ。

諦めるしかねえの

全ての他者の不快な言動に対する処方箋。



諦める。


明るく陽気に前向きに
諦める。



たとえばずーっと電車待ってたのに、ようやくホームに電車が入ってきた瞬間、
ふらっと歩いてきたおっさんが先に乗って座っちゃう。
腹が立つ。


でも、その腹が立つ、ってことはやっぱりどこかしか利己的な欲望が働いているからであって。

座りたい、楽したいとかね。

他人よりも自分が、っていうね。


そういう利己的な欲望を醜悪なものとするならば、
当然自らのそれも例外ではないわけであり
律するべきだろう。つか律せる唯一のそれだろう、自分のやつってなよ。

っつーわけで、
諦めよう。

笑おう。

どうでもいいって思おう、陽気に。


すげーつまらないこと、細かいことでも変わらない、
自分以外の人間に優しくできるっていうのはすばらしいことだ。
僕はずっと「そうありたい」って思ってきたはずだ。



とはいえ難しいよね。利己的他者への配慮ってのは。




今、一番どうなっているのか、怖くなるのが、小さいお子様を連れた親御さんだ。

そう、ベビーカーね。

ベビーカーっていうものは、それを使っているというだけで他者に対して少しでも負い目を持たなければいけないと思っています。
負い目が言い過ぎなら「遠慮」です。

だって、それだけ場所とっているのだもの。
「小さい子をワタシは育てているのだから、あなたのような小さい子を育てていないヒトはワタシに対して遠慮しなければいけない」という意識が滲み出ているのはいかがなものでしょうか。

僕が子供の頃、ウチにはベビーカーはありませんでした。37年前くらいかな。
それでも僕は生きてますよ。

つまり、便利さというものを当然の権利とすり替えてはいかんということなのだな。


日本に生まれたヒトの心の微妙なところで、謝るヒトには寛大になれる。遠慮するヒトには鷹揚になれる。そういう心理があると思いますよ。

そしてそれがとてもいい心だと思っておりますよ。

全ての尊敬や謙譲や鷹揚といった、ステキな心映えは子供の頃から少しずつ少しずつ育まれるのでしょう。

どうなるのよ。子育てヤクザに育てられた子供達は。

考えるだに恐ろしくなりますね。



やさしくなる。ヒトにやさしくなる。

それこそが最高の成長っていうことなのではないでしょうか。

一生を通してね-。

井上雄彦

バガボンド 33巻を読んだ。


この巻は、とてもいい。ドキドキする。ホッとする。

愈々、という感じがする。ここまできたか、と。



井上雄彦は、絵の巧者として非常に評価が高い作家かと思う。

が、改めて思うのは、この人は途上なのだろうな、ということだ。


もちろん、今現在の絵柄でも超がつくほど一流の域ではある。

しかしながら、作品を読めばわかる通り、作家本人が「その先」を求めているのだ。

その先。


その先というのは、手塚治虫が遂げた道なのではなかろうか。



『バガボンド』は、極めて映画的である。

まるでカメラがあるかのよう、編集された映像であるかのような漫画である。

だからこそ、読みやすいし、のめり込める。


けれど、井上雄彦が今後求めるのは、もしかしたら全く異なった表現なのではあるまいか?

それはそう、限りなく描く線を、

限りなく塗るベタを、

限りなく変更されるカメラ視点をシンプルにした、

最早「井上雄彦」しか描けない線を目指していくのではあるまいか。


そうして読む現在の『バガボンド』は、絵柄やカットにおいてまだそぎ落とすべき部分が多いように見えてしまうのだ。




再三だが、当然、現状で最早「一流」であることは間違いない。

とにかく面白いし、また作家も心から楽しんで描いているのが伝わる。


ここで言っているのは、井上雄彦が向かっている先のことについてなのだ。


『バガボンド』『リアル』の連載が終わった後、一体どんな作品を描くのだろうか?



それはもしかしたら、手塚治虫が描いた『ブラック・ジャック』のようなものであるかもしれないし、

藤子不二夫が描いた『ドラえもん』のようなものであるかもしれない。


しかしどこに向かうにせよ、『バガボンド』で築き上げた緻密な線をそのまま生かすような作風にならないことだけは確かだと思う。

より簡潔な線に、より簡潔なアングルに。


より上へ向かって昇華してゆく願望が、この作家には感じられるのだ。


まぎれもなく、天才である。







そして、もしかしたら、


唇から血を流すほどに悔しがっているのではないだろうか。いや、推測に過ぎないが。


『竹光侍』八巻/松本大洋 


に。



1~7巻までの『竹光侍』とは、


……あくまで個人的な感想でしかないが……


まるきり違うものだ、この八巻は。



一体なんだこの、……言葉ではとても言い表せないが、……斬り合いの場面のこの……


全てを圧倒する力は。



とんでもない。



とてつもない。





確かに雨が降る前のあの決していい薫りではない匂いをかいだのだ。


松本大洋もまた、それ以前に描いた作品とはまるきり違う最高傑作を描く毎に更新する作家であろう。



これはもう、家宝決定。

スガダイチ

とても真面目なハナシ。


スガダイチのドラムはそらおそろしくとんでもなく圧倒的にめちゃくちゃスーパーマーベラスカッコイイ。



ただ、


その叩く姿があまりにも狂気なのでかっこよさよりも狂おしさという印象が残ってしまうのです。




いやあ、でもすげええええスキだなー!


ゴールデンシルバースというバンドやってるのですが、

チャーリーバイセコーや電化アベジュリーなどでも叩いてます。

必見。どエライッスよマジで。

フィロト中

仕事中。

ずーーーーーーっと聞いてる『Night Pool』/カウリスマキ。


アルバムタイトル曲“Night Pool”、サビ前のアコーディオンを聞く度に鳥肌立ってマス。

その都度その都度鳥肌立ってマス。


まるで雲間から奇跡的な太陽光が射してきた感じ。

加瀬、原田両氏は映画音楽を作るといいのにな。