楽しかった三連休 | -

楽しかった三連休

三連休、楽しかった。常々「仕事は楽しいです」って言ってて、休日が不安になったりするのに、今回の三連休は楽しかった。非日常でした。東京を離れて、めちゃめちゃゆったりしてきました。ふんわり。休みぼけです。

日々ストレスはたまってます。気がつかないうちにたまってるらしいです。そういうのから一瞬でも離れられると、羽化登仙っつか、色々と洗い流されますな。

で、溜まってた『熱海の捜査官』を一気にみました。

これもまた羽化登仙ですね。ドラマの中にどっぷり浸かって、日常を忘れられる。大好きです。

1話を観た段階ではまるきり入り込めないですが、観進める内に、すごい勢いで引きずり込まれていきます。「架空の」熱海に。
現実の暮らしで摩耗した心を癒してくれます。温泉みたいなドラマです。あ、だから熱海なのか。
これ、はまれない人は全くはまれないかも知れません。それはそれで全然いいと思います。
私的には筋とか謎とかは実はどうでも良かったりします。筋とか謎はステキなキャラクターや舞台装置を登場させるための理由に使われてるだけで充分だなあと。
このドラマで制作者が、とてつもない注意を払いつつ膨大な積み重ねの果てに創造した「熱海」の中で、同じようにして創造された「登場人物たち」が暮らしてる街を想うだけで、素晴らしい浮遊感が得られます。ステーキ—。
なので、その創造センスが苦手な人は入り込めないだろうと思います。これは当然、っていうか、例えばゴッホ嫌いとかルノアール嫌いとかダリ嫌いとか、そういうことなので、良いも悪いもないことです。

こっからちょっとだけストーリーに関係した感想になってしまいます。スミマセン。

彼岸とドラマの中って同じことなんじゃないでしょうか。
どっちも幻想で、どっちも意図されて造られたものという意味で。
ドラマの中のラインっていうのはドラマ内世界と現実の境界でもあるわけで、
ドラマ内で生き残った、生還した人達、或いはそこで生き続けている人達っていうのは、いつまでも「熱海の捜査官」世界に取り残されてしまいます。
そこを出て行く、退場する、ってことは、そのドラマでの役割を終え、新たな仕事で新たな役を演じられるってことで。
で、続編に新たな役で出演できるんです。多分舞台はもう熱海ではないっす。
ギリギリライン上にいるのが犬塚とヤクザ達。ドラマ内で次の役割に移行する可能性を示し、或いは探し始めてますので。
そう考えると役者さん達って常に二つの世界を生きることを強制され、或いは選択し続けるんですね。役者を辞めない限り。演じ続ける限り彼岸を体験し続けられるのかも知れません。