確かに、その通り。・・・いや、果たしてそうでしょうか?
確かに各々の分野で大切な語彙を覚えるのは大切だと思いますが、文型やその会話内容についてはどうなのでしょう?
英語テキスト作成のプロで著名な学者であるルイ・アレクサンダー(Louis Alexander)は、特にビジネスパーソン用に仕上げたダイレクト・イングリッシュの作成背景において次のようなことを言っています。
“When doing
business with other people, we often need general English much more than we
need specialized English. ----- they talk
about
their families, travel, -----
one other topics that beset us in our daily lives. ”
----
they recall each
other as people first and business executives second, ----- and in astrange
way this improves their business
dealings
more than any other factor.”
つまり、商談や社内外のミーティング等のビジネスシーンをみた場合、その会話や流れのなかでは、語彙においても内容においても日常の基本的・一般的な事柄もミックスされ会話されていることが多いということです。
また、言葉とともに、あるいはそれ以上にその人となりがコミュニケーションに深く関わるということになりますね。
そういう意味で、英語とともにその会話内容も日常的なものに触れ続けていくことが当たり前ながらも欠かせません。
ビジネス・イングリッシュだけでなくメディカル・イングリッシュや ・・・・・イングリッシュという様な分野に特化して学習するうえでも、実際のコミュニケーションの場を考えれば日常の平易な英語をしっかり体得しておくことが重要になります。
英語に少し慣れてくると、こういう基礎の部分には目を向けなくなりがちですが、基本文型や基本語の広範な使い方をしつこく練習し続けることは、確固とした応用力、実践力の基礎をつけるうえで大切です。