“多読・速読だけで本当に力の向上が望めるのか?”という質問を受けますが、例えで考えてみてください。
ある人がいい投手になろうとした場合、何をしたらいいか?
考えて見て下さい。
1. 投球練習をすること。
2. 練習試合で投げてみる事。
3. 実戦で投げてみる事。
4. いろいろな試合を観ること。
5. 走りこみ、筋力トレーニング、瞬発力等の基礎体力作り。
すべて大切な要素ですが、どの段階にいようと常に大切で外せないものとしては4と5でしょう。
ここが、不十分でいい加減になされていると実践の場面では、せいぜい小手先の力で運よく誤魔化せる程度でしょう。語学の実用的運用力をしっかり身に付けていこうとする場合もこれと全く同じだと言えます。
特に、初級から中級の段階ではこの4と5は土台になるところで、これがすなわち多読・速読に相当するところなのです。 続く。