先日私の上司の栄転が決まりました。ジョブグレード的には水平異動ですが、目立ち度と言う観点からは絶対栄転です。

「後任はこれから考える」
と、その上のビジネスのトップは言いました。

私はBさんのことを考えました。Bさんが辞意を伝えた時、そのビジネスのトップは
「24時間待って!」
と、Bさんを留意しました。その時には絶対にこの上司の栄転話はあがっていた筈なので、Bさんを昇進させるというオプションをビジネスのトップはカードとして持っていた筈でした。

けれど実際24時間待っても、そんな話は一つも出ずに「一緒に働こう」位しか出てこなかったそうです。まぁ何が出て来ても、もう心はこの会社から離れてしまっている状態ですから、連れ戻すことは出来ないのですけれどね。

私の観点から見たら、栄転した上司よりBさんの方がよっぽど本来そのポジションにおける仕事は出来る人です。もちろんBさんの方がジョブグレードは低いですが、能力も理解も手腕もどう考えてもBさんの方が優れていました。栄転した上司が優れていたことと言えば、その上司であるビジネスのトップへの献身位でしょうか。

結局のところ、ビジネスの理解や正しい判断というよりも、そのビジネスのトップがその上の人に対して毎月毎月きちんと結果と将来の見込みを説明するために、どれだけ自分を支えてくれるのか?ということが、昇進の判断だということが判ります。

ある時上司がいいました
「エグゼクティブは詳しいことは知りたいと思わないし、それでもいいのよ」と。

たしかにその通りですが、ビジネスの判断が出来る位の詳しいことは知らないとお話にならないのです。そのビジネス判断が出来ると思っているレベルがBさんや私が思っていることと、その上の人達が思っていることではもう天と地位違うというのを改めて認識したものです。


さて、その上司の栄転が決まってから、私に何人かがかまをかけてきました。私が昇進してそのポジションを得ることになるのではないか?と。。。

自分自身その可能性を正直言うと全く考えていませんでした。完璧にゼロです。
言われてみれば、グループの中で最もジョブグレードが高く、かつ、Bさん亡き後ビジネスを知っているのは私です。

しかし、私はその上のビジネスのトップがBさんを昇進させなかったのと同じ理由で、私を選ぶことはないだろう…と、確信を持って言うことが出来るのです。わたしもBさんと同じく、その上に対しての献身を自分のやりたいビジネスとは思えないのでした。

では、どうなるでしょう?

全く違うところから、献身的な人物を持って来て据えるとします。それはすなわち、私には未来がないと言われているのと一緒です。だったら、外に出た方がいいですね。じゃぁ、逆に私が昇進の打診を受けたとしましょう。やりたいか…と言われると、やりたくないんですよ。。。その上司の毎月の会議のために奔走するってことを。

すなわち、私の心もBさんと同様、この組織から離れて行ってしまっているのです。

思いもかけず(でもないけど)上司が出て行ってしまったので、改めて自分のいる場所を考え、何がしたいのか考えたら、ここではやりたいことがないのだ…と言う結論になりました。

なんか寂しいですけどね。