久しぶりにKさんとの話をしようと思います。

他のビジネスの海外推進部に移ったKさんと久しぶりに会いました。彼は直属の上司のビジョンのなさを瞬く間に見切って、理解とポジションパワーのある日本のマネージャー、そしてタイやベトナムといった日系企業の工場がある国のビジネスリーダーからの信頼を得て、いろいろなビジネス提案をし、プロジェクトを回していました。

「ヘルスケアと違ってさ、こっちの人達は優しいというか親切というか、ポジティブなんだよね」
Kさんは私にそういいました。私は彼のいうことも理解できました。ヘルスケア以外の部署は割と交流があるのですが、ヘルスケアのグループはその特異性故余り交流もなく、独特の文化を醸し出しているのは事実だからです。

こうして、仕事に前向きに打込める状況を自ら作り出し、周りもそれにサポーティブな環境を作ってくれている…私が彼にしてあげられなかったこと…が、実現してきていて本当に良かったなと思いました。

事実は、私が彼のはしごを外したに近い状況で、それによって彼は苦しむことになり、私もそうやって戻って行った先で、それなりに楽しくはあったけれど、やはりここではない…という結論をするに至った訳です。回り道かも知れないけれど、それが必要だったとも思える。過去に意味を求めたら、本当に何通りもの解釈が生まれます。だからといって、その解釈をいろいろ検討することに、意味があるのか…と、問うならば、多分意味はないのだと思います。

今ここで重要なことは、Kさんも私も辛い思いをして、成長して、自分の道を切り拓き、そして、それでも尚二人で心からいろんなことを語り合える仲でいられる、そのことこそが重要な気がするのでした。

現在の時点で、一緒に仕事をすること…ということ自体にはそれほど二人とも渇望していません。けれど、この先またどこかで仕事の上でもクロスオーバーすることはあると思います。単に仲良しというより、ここ迄の係わり合い方が、自分たちの成長を助ける様な間柄だからです。わたしは、「スピリチュアルに傾倒してはいないんだけど、ツインソウルなんじゃないかと思うんだよね。」と、いえば、Kさんは「もうなんか、家族みたいな感じなんだよ」というのです。

そして、仕事を越えて、その先の人生について、Kさんが言いました。

「俺がさぁ、病気になって、もうダメっていう時にはさ、呼ぶから。地球の裏側からでも来いよ。で、手を握ってほしいんだよ」
「先に死ぬつもり?私の方が2歳年上なんだよ」
「いいじゃん。それでさ、絶対来てよ」

途切れても途切れない物語は、まだまだいろんな展開で繋がっていくのです。