アルゼンチンの次は今週はブラジルにいます。サンパウロからリオ・デ・ジャネイロに移動し、またサンパウロに戻ってきています。
ヨーロッパ風のアルゼンチンからサンパウロにやってくると、急な丘にひたすら雑然と、もう本当に雑然とコンクリートの塊みたいな建物がずらずら並んでいるように見えて、その違いにまず圧倒されました。
そして、スペイン・イタリアといったヨーロッパ系の移民が大多数のブエノスアイレスと比べると、ブラジルは、人々も町並みも一緒、本当にごちゃごちゃの人種が混じっています。
けれど、何日か過ごすうちにごちゃごちゃに混じっているように見えて微妙に分かれていることが判ります。たとえばスターバックスに行ってテーブルを眺めると、日系は日系で固まっているし、ヨーロッパ系はヨーロッパ系でまとまっています。そういう割と値段の高いところでのアフリカ系の割合はやはり低いのです。
まぁ、似たような人種で固まってしまうのはある意味当然です。昔は人種が主な理由で区別していたでしょう。けれど、今は肌の色で固まっているのではなくて、その人の持つ「価値観」や「文化」が似ている人が集まって、その結果が似たような人種が集うという順番になっているのだと思います。
昨日はサッカー博物館に連れて行ってもらったのですが、英語のナレーションで非常に興味深い歴史の説明をしていました。サッカーといえばブラジルの国技状態で、貧富の差なくみんな大好きですが、最初はヨーロッパ系の移民のみ、サッカーのユニフォームもシルク、スタジアムに集う人たちは思いっきり着飾っていたのだそうです。すなわち、富裕層の社交場だったわけです。
それが、ドイツ人とアフリカ系の混血の選手が最初にプレーすることを認められ、そこから徐々に混血やアフリカ系の選手が入ってくるようになっていきました。けれど、そのままどんどん融合が進んだかと言うと、そんなことはなくて、また混血・アフリカ系の選手は排斥される時期がありました。けれど、経済発展によって混血・アフリカ系の人たちの声を無視することが出来なくなり、完全にオープンになっていったという歴史を経ているのだそうです。
そして、次のコーナーではヨーロッパ文化への傾倒ばかりだった黎明期から、「ブラジル固有の文化」という自己認識を経て、ブラジル人であることを高らかに誇らしく歌い上げるという文化コーナーに続きます。
いわゆる発展途上国というのは、富裕層は果てしなく裕福でほんの一握り、残りは貧困という二極化が特徴です。経済発展と共に変化してくるのは「中流の増加」です。このブラジルのサッカーの歴史も、ブラジル固有の文化に対する自信も、経済発展と中流の増加なくしてはありえなかった。。。そう、博物館の展示は語っていました。
そういうことを理解したうえで、改めてコンクリートの塊で本当に無秩序に並んでいる建物を見てみると、ブラジルと言う国で融合と成長という壮大な実験が、自然的に行われているような気がしました。すなわち、コンクリートなどの無機質なものさえも、この大地で成長・発展の流れに取り込まれているような気がしました。
この経済発展が続き、ブラジルの人々の幸せを願う政策で国が続けて安定していけるようにと、願いながらブラジルを後にすることにします。
ヨーロッパ風のアルゼンチンからサンパウロにやってくると、急な丘にひたすら雑然と、もう本当に雑然とコンクリートの塊みたいな建物がずらずら並んでいるように見えて、その違いにまず圧倒されました。
そして、スペイン・イタリアといったヨーロッパ系の移民が大多数のブエノスアイレスと比べると、ブラジルは、人々も町並みも一緒、本当にごちゃごちゃの人種が混じっています。
けれど、何日か過ごすうちにごちゃごちゃに混じっているように見えて微妙に分かれていることが判ります。たとえばスターバックスに行ってテーブルを眺めると、日系は日系で固まっているし、ヨーロッパ系はヨーロッパ系でまとまっています。そういう割と値段の高いところでのアフリカ系の割合はやはり低いのです。
まぁ、似たような人種で固まってしまうのはある意味当然です。昔は人種が主な理由で区別していたでしょう。けれど、今は肌の色で固まっているのではなくて、その人の持つ「価値観」や「文化」が似ている人が集まって、その結果が似たような人種が集うという順番になっているのだと思います。
昨日はサッカー博物館に連れて行ってもらったのですが、英語のナレーションで非常に興味深い歴史の説明をしていました。サッカーといえばブラジルの国技状態で、貧富の差なくみんな大好きですが、最初はヨーロッパ系の移民のみ、サッカーのユニフォームもシルク、スタジアムに集う人たちは思いっきり着飾っていたのだそうです。すなわち、富裕層の社交場だったわけです。
それが、ドイツ人とアフリカ系の混血の選手が最初にプレーすることを認められ、そこから徐々に混血やアフリカ系の選手が入ってくるようになっていきました。けれど、そのままどんどん融合が進んだかと言うと、そんなことはなくて、また混血・アフリカ系の選手は排斥される時期がありました。けれど、経済発展によって混血・アフリカ系の人たちの声を無視することが出来なくなり、完全にオープンになっていったという歴史を経ているのだそうです。
そして、次のコーナーではヨーロッパ文化への傾倒ばかりだった黎明期から、「ブラジル固有の文化」という自己認識を経て、ブラジル人であることを高らかに誇らしく歌い上げるという文化コーナーに続きます。
いわゆる発展途上国というのは、富裕層は果てしなく裕福でほんの一握り、残りは貧困という二極化が特徴です。経済発展と共に変化してくるのは「中流の増加」です。このブラジルのサッカーの歴史も、ブラジル固有の文化に対する自信も、経済発展と中流の増加なくしてはありえなかった。。。そう、博物館の展示は語っていました。
そういうことを理解したうえで、改めてコンクリートの塊で本当に無秩序に並んでいる建物を見てみると、ブラジルと言う国で融合と成長という壮大な実験が、自然的に行われているような気がしました。すなわち、コンクリートなどの無機質なものさえも、この大地で成長・発展の流れに取り込まれているような気がしました。
この経済発展が続き、ブラジルの人々の幸せを願う政策で国が続けて安定していけるようにと、願いながらブラジルを後にすることにします。