2週間というのは、実はホスピスのサービスを受ける患者さんの平均サービス稼働日数なのです。本来なら、ホスピスは「余命半年」から受けられるサービスなのですが、ほとんどの人はぎりぎりまで回復に向けた治療を受けているってことなんですね。

ケアセンターで療養している認知症の女性を訪問する様になって、10日位です。

ホスピスボランティアコーディネーターから今日メールがあって、「週末にかけて具合が急激に悪くなったので、もしも今日訪問する予定だったら見合わせておいて」という連絡がありました。

最初にお会いしたときには、4月の半ばになってもおそらくお会いするだろう…と、そんな先のことではない…とある程度確信したのですが、1週間後のこの前の土曜日にはベッドの上で静かに横たわられていて、月曜日には「訪問は見合わせて…」となっている。


もしかしたら今度の土曜日は訪問しないかも知れません。


その急激な変化に、ちょっとついて行けない自分がいます。

「平均は2週間」

そうトレーニングを受けたのです。頭では十分判っているはずなのです。にも関わらず「早く具合が良くなるといいですね」と、思いそうになり、慌てて、「もう具合が良くなることは多分ないんだった」と思い直し、そうやって旅立って行くんだと…理解しようと努力しています。

でも、なんだか、頭で理解する所と別の次元で何かが私を揺さぶるのです。本当に袖触り合わせた程度の係わり合いしかない人の最期にこんなに動揺しているというのは、自分でもびっくりです。