お久しぶりです。今福岡からで、出張で2週間弱日本にいます。
もうすぐアメリカに戻りますが、今回も様々なことがあり、様々なことを学びました。

その中で、今まで興味深く観察してきたことのひとつ結論がつきました。

人が自分から「やりたい」と思っていない限り恐怖で脅してみてもうまくはいかない

ということでした。このブログにも度々登場してくるLさんの上司のことです。

年末・年始にかけてLさんの上司のグループから3人がいなくなりました。そして、メンタルで休む人が現れました。根本の原因は一人の人につながっていきます。言わずもがなのLさんの上司です。

Lさんの上司の前任者の私のところに、まぁある意味「お別れのご挨拶」も兼ねて、声がかかります。まるで人事部のexit interviewのように、私が理由を聞く機会がありました。(Exitインタビューというのは、誰かが自ら進んで違う道を選んでいくとき、その去り際に人事部の担当者が『なぜ他へ行くのか』という動機を聞く機会です。去っていく人は概ねそこで本心を語ります。)


一言で理由をまとめるなら「信用が失われた」ということでした。
発生のパターンはこうです。
Lさんの上司と辞めていった人の間には1層中間管理職がいます。Lさんの上司が、その中間管理職に言いたい放題のプレッシャーをかけます。そこで、その中間管理職がLさんの様に動じない人だったらその下の人たちは、Lさんの上司の圧力を受けずに済みますが、そんな強さのある人はほとんどいないというのが現実です。

中間管理職はLさんの上司に迎合し、同じだけのプレッシャーをその部下にかけていきます。これがすべてのレイヤーにおいて起こるわけです。そして、中間管理職は間に挟まれている分、鬱憤が増加されますから、その下のレイヤーの部下に話が落ちるころには、

Lさんの上司の圧力 + どうして自分(中間管理職)がそんな圧力を受けなければならないのかという鬱憤

の合計が下に落ちていくことになるのです。そうなってしまうと、もうロジックとかそんな話の内容ではなくて、「腹いせ」的な要素が大きくなっていってしまうのです。

更に悪いことに、Lさんの上司は「常に自分が正しい側についている」変わり身の早さを「正しいありかた」としている人です。すなわち、Lさんの上司と同じぐらい変わり身の早さを信条としている中間管理職でない限り、遅かれ早かれLさんの上司から違うことを言われ、攻撃を受けるのです。

中間管理職からしたら、「言われたからやったのに、もう、話が違っている」ということになります。

そして、違う話が鬱憤を加えて、下に落ちる。。。

もう地獄絵図ですね。

そういう展開で、部下が次々と辞めていきます。これが進むと、「中間管理職が悪い」となって、(だって、Lさんの上司は常に自分は正しいからです)最終的には中間管理職がきられる。。。という展開になるでしょうね。

そういう気分やの恐怖政治の只中にあって、完全に独立自由な気風の人たちがどうなっていくのだろうというのが私の悲しい観察でした。

完全にLさんの上司が恐怖政治で制圧するのか、元からいた人たちが跳ね返すのか。。。

結局のところ、これだけ誰も彼もいやな思いをすると、Lさんの上司をはずして周りが連帯し始めるということが起こってきているようです。すなわち、恐怖では心を完全に掌握しきれないってことですね。

なんだかみんなすごく遠回りの苦しい時間を過ごしてしまったのは気の毒ですが、これもまた学びと思ってみんなが反面教師にしてくれると救われるかな。。。と、思います。