翡翠の石にレイキをかけ、パワーストーンを身につけてもらうこと自体は「お守り」でありますが、私にはそれ以上もっと出来ることがありました。


日本で「反逆者」とレッテルを貼られて密室でいじめられ、その事実が外に出てこないこと…これが一番の悲劇です。

ならば、そこを「密室になってないよ、みんなで見てるからね」と思わせることが最初の抑止力になります。私はLさんが正しいビジネスをしようとしていること、それが人間関係が悪くてうまく行かないかもしれない…と言う状況を私のアメリカの上司にもアジアに居る他のエグゼクティブにも興味を持ってもらえて力がある人全てにコミュニケーションを取る様にしました。もちろんここはプロフェッショナルにやらないといけません。

まずは、ビジネスプランの中身の良さを全面に出して、Lさんへの支持を仰いだのです。

すなわち、前任者はきちんとした解析も戦略もたてず、Lさんの上司に仲良く取り入ってすべき仕事をしていませんでした。「まあ適当に穏便に」それだけだったのです。それに対して、Lさんはすべき仕事をしました。Lさんが描いたビジネスプランの方が圧倒的にビジネスを大きくさせることが出来、リスクはほとんどありませんでした。

この部分をまず売り込みます。そして、次のパートに移るのです。人間関係のパートです。

話を聞いた人は当然この方向で進むもの…と、もうその話を聞いた時には思います。そこで、私が

「…と思うでしょ?ところが……」

と、切り出したのです。問題は「お気に入り」の進めていた方向性と全く違うものをつくりあげ、Lさんとその上司の人間関係は必ずしも良好ではないということから、うまくいきそうもない…と。

ただ、それ以上にLさんの上司のpeople skillの問題点はLさんに限ったことではなかったのです。実は私の上司も私に愚痴を言ったりはしませんでしたが、Lさんの上司に去年ひどい侮辱的な行為を受けたのだ、ということが判りました。

そして私は結論しました。

「このプランの成否は、外的要因じゃなくて社内でコントロールが本来効くはずの問題なんですよ。」
と。


私がプランを売り込んだ人達はそのプランの良さをすぐに理解しました。そして、私がぎゃーぎゃー言わずとも、Lさんの上司について、一緒に仕事をして行く上でいろいろと問題がある…と言うことは、「初めて聞く話」ではなかったのです。

そして、「ビジネスを成功させ、Lさんを守る」という理解者が海の向こう側にあちこち増えていきました。