日本に舞い戻る直前、私は二人のエグゼクティブに会いにいきました。
一人は私の居るビジネスのトップの人
もうひとりは私のエグゼクティブメンター
でした。
ビジネスのトップに私はこう尋ねました。
「何を期待されていますか?」
そのエグゼクティブは少し考えてこう言ったのです。
「問題が深い事は百も承知です。一年の滞在で業績を回復するところ迄たどり着けるとは期待していません。けれど、何が根本問題か洗い出し、応急措置をし、そして我々が『良くなって行ける』という実感を持たせてもらいたいのです。」
そして、彼はこうも続けました。
「完全にしようとすると時間がかかります。80/20の法則というのを覚えておきなさい。八割型わかったら、行動を起こすこと。そして、インパクトを与えられる事と言うのは実はそれほど多くありません。八割のインパクトを与えられる少数のアクションにしぼりなさい。」
彼は時間との勝負であることを私に思い出させました。そう、日本に居る間私の味方であり敵は常に時間でした。
終わりに彼はとんでもないことを言ったのです。
「もしも、どんなに頑張ってもどうにもならなかったら…『SOS』を出しなさい。あなたは助けてあげるから。」
彼は私を信用しているという意味で言ったのだと思います。けれど、私はその『あなたは助けてあげるから』という部分に撃たれました。私が助かっても残りのひと達を葬ることになる。その引き金を引くのは私なのだ…ということです。私は手のひらにどっしりと重みのある装弾された拳銃を渡された気がしました。
もうひとりのエグゼクティブメンターは私の日本へ行くプロジェクトを心底喜んでくれました。
「君にはこの本を紹介しよう。『You are in charge - now what?』という本だ。最初の100日に何をすべきか考えるきっかけをもらえると思うよ。」
私は片手に拳銃、もう片手に本を持って日本に出発する前に考えました。
ビジネスを立て直すってどういうことだろう?
組織には100人もの人が居るのです。販売額も日本の事業部の中でずいぶんと大きな事業部です。
アメリカからではさっぱり落ち込む理由が判らない状況です。
そして、私にはビジネスのトップが「総取っ替え」というオプションさえ考えている事を知っていました。
ベッドの上で寝転がり、ページをめくります。知らない人達100人が私に注目する…それは内向的な私の性格上非常に苦痛でした。しかし、本を読みいろいろ考えるうちに私の心は決まっていきました。
「この拳銃はアメリカに置いて行こう」
私は自分だけSOSを出すというオプションは考えないことにしたのです。
そして、100人を取り替えるのは不可能なので、今居る戦力でどう持ち直して行くのか考えよう…と決意したのです。
同じ百人の組織があって、その人達がどんなに優秀でも
「やってられね~よなぁ」と思っている場合と、「よしやってやろうじゃないの」と思っている場合だったら一年後の結果は全く違うものになるはずです。私のすべき事はこの100人の心を「どうせ何やってもダメなんだし」から「やってやろうじゃないの!」と方向転換をさせる事なのだ…
そう、自分のミッションを決めたのでした。
一人は私の居るビジネスのトップの人
もうひとりは私のエグゼクティブメンター
でした。
ビジネスのトップに私はこう尋ねました。
「何を期待されていますか?」
そのエグゼクティブは少し考えてこう言ったのです。
「問題が深い事は百も承知です。一年の滞在で業績を回復するところ迄たどり着けるとは期待していません。けれど、何が根本問題か洗い出し、応急措置をし、そして我々が『良くなって行ける』という実感を持たせてもらいたいのです。」
そして、彼はこうも続けました。
「完全にしようとすると時間がかかります。80/20の法則というのを覚えておきなさい。八割型わかったら、行動を起こすこと。そして、インパクトを与えられる事と言うのは実はそれほど多くありません。八割のインパクトを与えられる少数のアクションにしぼりなさい。」
彼は時間との勝負であることを私に思い出させました。そう、日本に居る間私の味方であり敵は常に時間でした。
終わりに彼はとんでもないことを言ったのです。
「もしも、どんなに頑張ってもどうにもならなかったら…『SOS』を出しなさい。あなたは助けてあげるから。」
彼は私を信用しているという意味で言ったのだと思います。けれど、私はその『あなたは助けてあげるから』という部分に撃たれました。私が助かっても残りのひと達を葬ることになる。その引き金を引くのは私なのだ…ということです。私は手のひらにどっしりと重みのある装弾された拳銃を渡された気がしました。
もうひとりのエグゼクティブメンターは私の日本へ行くプロジェクトを心底喜んでくれました。
「君にはこの本を紹介しよう。『You are in charge - now what?』という本だ。最初の100日に何をすべきか考えるきっかけをもらえると思うよ。」
私は片手に拳銃、もう片手に本を持って日本に出発する前に考えました。
ビジネスを立て直すってどういうことだろう?
組織には100人もの人が居るのです。販売額も日本の事業部の中でずいぶんと大きな事業部です。
アメリカからではさっぱり落ち込む理由が判らない状況です。
そして、私にはビジネスのトップが「総取っ替え」というオプションさえ考えている事を知っていました。
ベッドの上で寝転がり、ページをめくります。知らない人達100人が私に注目する…それは内向的な私の性格上非常に苦痛でした。しかし、本を読みいろいろ考えるうちに私の心は決まっていきました。
「この拳銃はアメリカに置いて行こう」
私は自分だけSOSを出すというオプションは考えないことにしたのです。
そして、100人を取り替えるのは不可能なので、今居る戦力でどう持ち直して行くのか考えよう…と決意したのです。
同じ百人の組織があって、その人達がどんなに優秀でも
「やってられね~よなぁ」と思っている場合と、「よしやってやろうじゃないの」と思っている場合だったら一年後の結果は全く違うものになるはずです。私のすべき事はこの100人の心を「どうせ何やってもダメなんだし」から「やってやろうじゃないの!」と方向転換をさせる事なのだ…
そう、自分のミッションを決めたのでした。