接待の心得その１（準備と心構え）

最近、接待に同席すると「気遣い」が不足しているシーンをたまに見る。
これから書くことは肝に銘じて実践してほしい。

なぜ接待をするのか？

ビジネスシーンでのクライアントとの関係を、より円滑にすることが目的でしょ？

楽しく親睦を深めることも肝心だが、常に目的を忘れてはいけない。

相手に対する「思いやりの心」こそが、最も重要な接待の心得といえるだろう。
接待とは「気遣い」の基本中の基本だ。

そのためにも、事前準備と心構えが必要。意外に神経を使うものなのだ。
これから抑えるべき５つのポイントを紹介する。

１．店選び
何か特徴のある店を選びたい。それは店の造りであったり、食べ物の内容であったり様々。
必ずしも高級なお店が最適とは限らない。先方の食べ物の好き嫌いと望んでいそうな環境を考慮した店の設定が大事。日頃の会話からさりげなく相手の趣向を聞き出しておくこともテクニックのひとつだ。

２．店の下見と当日の想定
店を決めたら下見に行って、当日はどのような立ち回りがよいのかを想定しておく。

3．席順
クライアントのトップが奥に座るのは通例だが、場合によって席順を変える必要がある。
例えば、先方が「現場の○○と話しをしたそうだな」と感じた場合、通例なんて関係ない。
その状況にあったベストな配置が、当日の成功につながる。

また、人数が多い接待であれば、当方サイドは名札を付けることも検討したい。

4．会計
ここは、必ず押さえなければならない重要なポイントだ。
いつ誰がどんな風にして支払うのか、必ず前もって決めておこう。

５．お土産
こちらでお土産を用意せず、相手にいただくことが無いように、その接待で
「お土産が必要どうか」ということを慎重に考えなければならない。
ちなみに、私は、お土産のセンスで相手のセンスを感じてしまう。

続く