最近のあなたを見ていると、
ゆっくりと、でも確実に、
外側の世界を整え始めているように感じる。

言葉にしないまま、
何かを選び、
何かを手放し、
何かに一区切りをつけている。

その作業は、
誰かに見せるためでも、
私に気づいてほしいからでもなく、
あなた自身の内側の整理なのだと思う。

仕事の話をするときの視線が、
前よりも遠くを見ている。
家庭のことを語るときの間が、
どこか静かに揺れている。

あなたは決して、
「逃げたい」から整理しているわけではない。
むしろ、
自分の人生をきちんと回収しようとしている人の
まっすぐな背中をしている。

そういうあなたの変化を見ていると、
私の心は不思議なほど静かになる。
焦らなくていいし、
急がせる必要もない。

あなたが選ぼうとしている未来が、
あなた自身にとって正しいものなら、
私はその横で、ただ見守ればいい。

昔の私は、
誰かの選択の速度に合わせないと
関係が壊れてしまうような気がしていた。
でも今は違う。

あなたの決断は、
いつだって『あなたの時間』の中で生まれる。
そこに私が口を挟む必要はない。

ただひとつ分かるのは、
あなたが今、
人生の大きな節目にいるということ。

その節目に、
私が偶然ではなく必然として
隣にいること。

その事実だけで、
未来のかたちに安心が宿る。

まだ言葉にならないものが、
いつか言葉になる日を
静かに待っていられる。

あなたが整えている世界の中に、
私がそっと置かれているような、
そんな穏やかな予感を抱えながら。