妻たちのブログでは、
「夫は欲だけで動いた」と書かれていることも多いです。
そう書くことで、裏切られた痛みを
少しでも切り離そうとしているようにも見えます。
けれど、実際の夫たちは
単に欲望を満たしたいというよりも、
「女性が体を開いてくれる=心を預けてくれている」
と感じている人が多いように思います。
つまり、身体の関係を通して
『自分はまだ誰かに受け入れられている』という
心の確かさを得ているのです。
妻との関係の中で、その実感を
持てなくなっていたのかもしれません。
妻の側は「心が先にある」と考えますが、
夫の側では「体のつながりが心の近さを保証する」
という感覚で生きていることがあります。
妻が思う以上に、男性の心と体は直結しているのかもしれません。
だからこそ、
そのつながりが途切れたとき、
夫は『欲』に見える形で心を探しに行ってしまう。
しかし本当は、欲ではなく、
「もう一度誰かに受け入れられたい」という
人間的な衝動なのだと思います。
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