私は感じ取る力が強いけれど、それを言葉にして暴いたりはしない。
正しさで追い詰めるようなこともしたくない。
彼の中に見える揺らぎや弱さを、そのまま受け止めるようにしている。
たぶんそれが、彼にとっての安心になっているのだと思います。
誰にも見せない部分を、ただ見守ってくれる人が一人いる。
それだけで、人はもう一度息をしていける。
彼の言葉の裏にある小さな間や沈黙の温度を感じ取ると、
私の中にもかつての自分の姿が重なっていく。
気づかれないまま生きてきた自分が、
いまは誰かの『気づかれない部分』を見守る側に立っている。
それは、過去の私にとっても静かな救いです。
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