妻たちのあいだで共感し合うことで、少し心が軽くなる瞬間があります。
けれどそれは、多くの場合、気づきたくない現実に蓋をしているだけなのかもしれません。
共感の輪が大きいほど、実は幻想に近づいていることがある。
同じ痛みを共有するうちに、夫婦としての現実よりも、
被害者としての結びつきが強くなっていく。
本当に現状を変えたいのなら、他人との共感ではなく、
自分の視点で現実を見つめ、自分がどうしたいのかに集中すること。
夫がどうするかではなく、
これからの自分をどう生きたいか。
その一点からしか、本当の意味での再生は始まらないのだと思います。
※ 記事の内容や表現は筆者のオリジナルです。
引用・転載・リブログなどの無断利用はご遠慮ください。
