不倫された――という地点に立ち、妻としての立場から考えると「どう解決するか」という思考に行きがちです。






けれど俯瞰して見れば、不倫が起こったということは本来その関係はすでに終了している。
そこに至るまでに何かしらの綻びがあり、その結果として起きたことだからです。








本来なら「落ち着くところに落ち着く」しかない。

けれど現実には、子ども・経済・世間体などさまざまな事情があるために、形式的な現状維持を望む人も少なくありません。









しかし、それは「終わったものを続ける」という矛盾を抱えることでもあります。
その無理がやがて、夫婦の中で新しい軋みとなって現れてしまうのです。







結婚生活を続けるかどうかの選択は人それぞれ。

ただ、少なくとも「不倫が起きた時点で本来は終わっていた」という前提を見失わないことが、冷静に未来を選ぶ第一歩ではないでしょうか。








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