◆ よく聞く言葉
「家庭を大事にしている」
不倫をした夫も、再構築を選んだ妻も、しばしば口にする言葉です。

けれど、その家庭の最小単位は何でしょうか。
子どもでも親戚でもなく、まず「夫婦関係」です。




◆ すり替わっていく大事さ
夫婦関係が崩れているのに「子どもがいるから」「家族旅行もしているから」と、家庭を大事にしているつもりになる。
そこでは「夫婦」よりも「親」としての役割が優先され、核がぼやけてしまう。

つまり「家庭を大事に」という言葉は、実際には「形を大事にしている」と言い換えた方が近いことが多いのです。




◆ 本来の意味
家庭の土台は「夫婦のつながり」にあるはず。
そこが揺らいでいるのに、「家庭を大事に」と言うのは根本からの矛盾です。

夫婦関係が空洞化したまま「子どものため」と家族を続けると、
長期的には子どもにとっても「安心できない家庭像」を見せることになってしまいます。




◆ まとめ
「家庭を大事に」という言葉は耳障りが良いですが、
夫婦の関係を抜きにしては成立しないもの。

核を見ずに外側を守ろうとするほど、

家庭という建物はハリボテのようにぐらついてしまうのです。





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