たとえば夫が不倫相手と会うはずだった日、

予定を変えて家族旅行にした——。



「その日を家族に差し出してくれた」と妻は思うかもしれない。

けれど実際は、夫にとって「たまたまそこしか空いていなかった」だけ。

それを妻が「特別な選択」と受け取るのはなぜでしょうか。



◆ 妻の期待値がふくらむ理由
• 裏切られた分だけ「償い」を求める
• 小さな行動に「愛の証拠」を見出そうとする
• 自分の努力や忍耐を正当化したい

結果として、夫の行動はすべて「意味づけ」されてしまう。
ただのスケジュール調整さえ「私を選んだ証」と受け取る。



◆ 現実とのズレ
夫にとっては「消去法で空いていた日」でも、
妻にとっては「特別に与えられた日」になる。

このズレこそが、妻をますます苦しめます。
なぜなら「特別に選ばれた」わけではないから。



◆ まとめ
妻の期待値は、傷ついた分だけ雪だるま式にふくらんでいく。
それは自然な心理ですが、現実を見誤る大きな原因でもあります。

——期待のエベレストに登れば登るほど、

現実との落差に苦しむのは自分自身なのです。


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