◆ よくある思い込み
不倫が明るみに出たとき、
「結局は性欲のはけ口にされただけ」
「体だけの関係なんだから」
と妻が結論づけることがあります。

確かに、そう考えた方が気持ちは楽かもしれません。
「心までは奪われていない」と思いたいからです。



◆ しかし現実には
けれど実際には、それだけでは説明できないことが多い。
ただの欲求処理なら、自分で解決する方法はいくらでもあるはず。
それでもあえて相手を選んで関係を続けるのは、
そこに 性以外の要素 ――承認、癒やし、自由、自尊心の回復――が絡んでいるからです。



◆ 性だけでは説明できないから
もちろん、中には「性だけの関係」もあるでしょう。
ただ、それで片づけられるなら、悩む必要もないのかもしれません。

それでもなお「どうして?」と心が引っかかるからこそ、
ここに記事を読みにきてくださっている方もいるはずです。

性欲だけでは説明できない“何か”がある。
そこに目を向けることで、見えてくるものがあるのだと思います。



◆ 幻想にすがると
「性だけ」と思い込めば、夫の心の動きから目を背けられる。
しかしその幻想にとどまる限り、
なぜ不倫が起きたのか、
なぜ続いてしまうのかを見誤ってしまいます。



◆ まとめ
夫が求めているのは“性”だけではない。
そこにあるのは、心の余白や欲求の複合体。

その現実を見たときにこそ、

妻は「何を守り、何を手放すのか」を冷静に選べるのではないでしょうか。


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