うずら卵のメンチカツ、シチュー、冷凍ピラフ。
全部で１，０３０円。
いわゆるスコッチエッグが、夫の大好物。
こういうのを出しておけば、機嫌がいい。
ピラフは、少し前、帰宅が遅くなる予定の日に、息子の晩ごはん用に購入した冷凍ピラフ。
結局息子は友達と外で食事を済ませたらしく、食べなかったようなので
晩ごはんにスライドした。
このての冷凍食品は、めったに買わない。
買うのは冷凍コーンとか冷凍いんげんといった、食事を作るための材料になるもの。
ピラフも、いつもは炊き込みピラフを作るのだけど、
チンしてすぐにできるのって、なんて簡単なんだろう。
おまけに、けっこうおいしいし。
でも、こういうものは、非常時のためのもの。
いつも冷凍庫に買い置きしておくようになれば、あっという間に食費がハネ上がる。
食費を減らす目的なら、手作りにまさるものはない。
１０年近く愛用したポットが、ついに壊れてしまった。
仕方なく、新しいポットを購入することにした。
うちに来た、新しい「ポットくん」。イケメンでしょ？
家電や愛用しているモノに、ニックネームをつけている。
ホームベーカリーの「ベッキー」とか、洗濯機の「タッキー」というふうに。
そうやっていつもお世話になっているモノを名前で呼ぶと
愛着が湧いて、より大切に扱うようになる気がする。
この新しく仲間入りしたポットは、もちろん電気を使わない魔法瓶型。
4500円くらいした。
以前使っていたポットは２９８０円くらいだから、ずいぶん高価だ。
それでもこのコに決めたのは
フタが取り外せて丸洗いできるのと、
お湯の注ぎ口が広いので、手を入れて中まで洗えるのと、
口が広いので、卵が入れられるから、「温泉卵が作れる」と思ったから。
転勤があるので、モノはできるだけ少なくしたい。
温泉卵器を買ってもいいのだが、場所をとるのがいや。
厚手の鍋でも、温泉卵を作れなくもないが、
ポットだと気軽に作れるのがいいし、ひとつのモノで多用途に使えるというところが
「一石二鳥大好き」の私のイマジネーションを刺激する。
常温に戻した卵を入れて、沸騰する少し手前の温度の熱湯をポットに注いで、
フタをして13分～１８分。
「沸騰する少し手前の熱湯」というのは、
ボコボコと沸騰した熱湯だと、
黄身がまだ固まらないうちに白身が固まりすぎて、おいしくないから。
お湯の温度と、卵をお湯に浸す時間によって黄身の固まり具合が違ってくるが、
コツさえつかめば、温泉卵がカンタンに作れる。
ビビンバにのっけたり、焼きカレーにトッピングしたり、
卵好きにはたまらない。