私の母が時間外で病院に行くことになった。
真面目すぎる母。
健康診断の結果や体重の増減、血圧の数値に一喜一憂するタイプ。
人から褒められることが大好きで、
いつも誰かに認められたい。
だから人の世話になって時間外で病院に行くことはショックだったのだろう。
後期高齢者に突入するわけだから、そんなことくらい普通にあるさ。
そんな中でも、看護師さんに自分の状況をちゃんと説明できたと、プライドを少しは保てたようだ。
「ちゃんとできてたよね。」と確認されることを私は少々面倒に思った。
「ちゃんとできて自分が嬉しいならそれでいいけど、
ちゃんとできてなくてもいい。
検査のことや体重のことも気にしすぎて自分を責めなくていい。
いい加減がいい加減。」
と私は言った。
昔から
食事の中に何品目入れたかを指折り数えて発表したり、
地域に貢献して賞をもらったことを何度も話したり、
「ちゃんとした自分」が大好きな母なので少しくらい緩めてもいいと思って。
私のこのゆるゆるな考え方を聞いて娘は
「お母さんはなんでそういう考え方になったの?」と聞いてきた。
もちろん、子どもの不登校が元になっている。
「お母さんのその考え方が私を解放してくれた。」と娘に言われた。
とても嬉しかった。
元はと言えば、
娘が不登校になったことで、私が解放されたんだけどね。
親が解放されれば、子どもも解放されるということなのかな。
両親の家まで送って、少し様子を見てから帰ろうと思ってたら、
「もういいから早く帰って家のことをしなさい。」と言われた。
母らしい言葉だ。
うちは、私がいなくたって適当にやってくれてるよ。
もともと私がいたって適当なんだから。
妻だから、母だからと力まなくても、理解して協力してくれるよ、多分。
家に戻ったら、夫と娘が冷蔵庫の残り物を温めて食べてくれてた。
量は少々足りなかったかもしれないけど、
腹八分目がちょうどいいわ。
どうしてもお腹空いたら水飲めばいい。
一食抜いたってどうってことない。
それにしても娘の言った「解放」っていい言葉だな、と思った。
いつの間にか縛られてる考え方から解放されよう!