先生はどんな気持ちだろう。

自分のクラスに不登校の子がいたら。

何がきっかけかな。
理由は何だろうな。
なんとか来て欲しいな。

と思うかな。

理解のない先生だったら

“甘やかしてはいけない
最初が肝心”

と、強烈な登校刺激をするかもしれない。


強烈な登校刺激、
これは良くない。

その刺激のおかげで一時的に登校するかもしれない、だけど、それは、無理に無理を重ねて、やっと出したSOSを、
まるで聞こえなかったかのように扱うこと。


やっとたどり着いた浮き輪を取り上げられて気合と根性で泳げと言われているようなもの。
もう溺れる寸前。

そんなふうに溺れるように学校に行っても、心が死ぬだけ。


そんな時は
海から上がって、
乾いた温かい服を着て、
栄養のあるものを食べて、
「あー、溺れるところだったけど助かった」って、
安心してゆっくり眠ること。


ゆっくり寝て、目が覚めて、
また海に連れ出されたら?


先生も、経験がなければわからないと思う。
「そりゃあ勉強は大変だけど、みんな頑張ってるんだから頑張れ、逃げるな」
と思うかもしれない。

でもだんだん一筋縄ではいかず、
「頑固だなー」
「これは親が悪いんだろうな」
と思うかもしれない。

ここまで来ても勉強してくれない先生は、多分変わってくれないと思う。


反対に、
「何があの子を苦しめてるんだろう。
もしかして特別なケアが必要なのかも。
自分はどうしてあげたらいいかな。」

と考えてくれる先生なら。

家庭訪問した方がいいかな
無理なら電話で話せないかな
何か希望はあるかな
席替えをしたら楽になるかな
給食だけなら?
お母さんと一緒なら?
自分以外の先生なら?

一人一人違う悩みや、苦手なこと。

それを少しでも緩和して学校に来やすくしてあげたい
だけど話をしないと詳細が分からない
とにかく本人と話がしたい
って思うだろうな。
うちも頻繁に電話を頂いた。

お母さんも不登校はショックだし、先生が一生懸命連絡くれたら子どもを刺激したくなるかもしれない。
「先生が心配してくれてるよ。」
「みんな待ってるって」

って伝えたくなるかも。

だけどここは刺激するんじゃなくて、子どもの気持ちを丁寧にヒアリングして、それを先生に伝えるパイプ役になってあげるのがいいと思う。

家や部屋に来てもらうことは、うちは極端に嫌がった。
学校から離れられる安心な場所。
そのテリトリーにまで学校が侵食してくるのが嫌なんだ。

先生が電話をくれても無理に代わったりしない方がいいと思う。

先生の方はなかなか接触させてもらえなくて、やれることがなくて、やきもきしたり落胆するかもしれない。

話はできなかったけど、電話頂いたことは嬉しかったと思います、とか
家での様子や行こうとしてる様子、
罪悪感に苦しんでるとか、見て感じたことを
て伝えたらいいと思う。

子どもも、何もしてもらえないのは諦められたように感じてしまうし、
先生も何もわからないから何もできない、と放置するかもしれない。

放課後の登校とか、
校門で話すだけとか、
宿題を提出するだけとか、

そんなふうに学校に姿を見せるだけで先生は喜んでくれた。

先生は何もしてくれない、とか
見当違いなことばかり、
って思うかもしれないけど、
先生は何をしてあげたらいいか模索して、わからなくて、とにかく本人と話がしたいと思ってる。

子どものことをわがままと思わずに、率直に学校に伝えてみる。
先生はその情報を待ってると思う。


怠けだと思ってるならその思いは捨てて欲しい。
怠けの方がよっぽどいい。

子どもは学校が苦手でも、
本当は
“楽しく行けたらいいのにな”
と思ってる。


先生と協力し合って、不登校を解決する同志として、いい連携ができたら、子どもも安心すると思う。


日々子どもの姿を目の当たりにしてるお母さんと、学校で多くのこともを見ながらの先生では、
圧倒的な情報の差がある。
その差を埋めるためにも、お母さんのパイプ役は大事なんだろうな。

朝の欠席連絡をして欲しいという先生は、少しでも様子を聞くチャンスが欲しいと思ってくれてるのかもしれません。


先生は、多くの順調な生徒を毎日見ていると、うちの子を1人置いてってるみたいに思って焦るかもしれないけど、
お母さんがペースメーカーになってゆっくりに徹したらいいと思う。

長くなってしまいました。
もう直ぐ終わります。

子どもの力をゆっくり信じて、
見守る自分のことも間違ってないと信じて、
先生は力になってくれる、と信じて。

おわり