毎年、拙いながらも席主を受けさせて頂いておりましたが、今年は諸事情により控えさて頂きました。
今年は、準備に時間をかけられるか分かりませんでしたので、100名以上のお客様を中途半端におもてなししては申し訳ありませんので、昨秋にお話がありましたが、残念ながらお断りさせて頂きました。
お弟子さん方にもその旨をお伝えしましたが、今回は、ではお客様としてお席に入ることが出来ますね、と。
5~6席で行われるお茶会の中の1席を担当させて頂きますが、お水屋にて裏方、そしてお手前、お運び、終われば片付け…と、他のお席に入るのも勿論ですが、拝見することも無く終わってしまいます。
私が恩師を継いでから12回連続、その前もずっと恩師が席主をされておりましたので、春のお茶会でお席を担当しないことは初です。
他のお席に入り、お客様の立場で経験することもお勉強になりますので、良い機会でした。
私も、伺えるか分かりませんでしたが、伺うことが出来、お席まわりさせて頂くことが出来ました🍵
お写真は控えて、ですが数枚だけ撮らせて頂きました。
まずは立礼席のお煎茶。S先生E先生。
中投法でのお煎茶、上用饅頭と共に美味しく頂きました。
3代家元席 真の間 淹茶。
お花が松と蘭の組み合わせ、斬新ですが床の間の掛け花として、しっくりおさまっていて素敵でした。
溜庵 啜り茶席。K先生。
盛りものが、新物たけのこをメインに、菊、春蘭、桜(若芽とお花と大木)の四君子です。
K先生の盛りものは、いつも素敵です。
香道のお席にも入らせて頂きました。
千載集の句の中から引用し名付けられた「さざ波や」「志賀の都」「山桜」の3種のお香をまずそれぞれ聞き、次にその中の1種とさらに全く違うものが回ってきて当てるのですが、残念…当たりませんでした💦
回ってきたお香を鼻で聞き、横を向き口で息を吐いている様子がお香を耳で聞いているように見えることから、お香を聞く(聞香)となったそうです。
雅な光景が目に浮かびます。
M先生の仙酒席には伺えませんでした。
M先生は、物知りでお話がとてもお上手ですので、残念でした。
お庭の大きな垂れ桜は蕾が膨らみはじめたころでしたが、ソメイヨシノや椿を愛で、美味しいお茶とおもてなし、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。
お弟子さん方もお席を楽しまれたようです🍵
席主の先生方、有り難うございました。
お席まわりさせて頂くことを快諾して下さった家元先生、有り難うございました。
4世家元先生は読売文化センター大森でも、月に一度お稽古をされるようです。
月に一度、たおやかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
(その他のお教室は、千葉、東京、埼玉、神奈川等にございますので、メッセージでのお問い合わせをお願い致します。)
(こちらの画像はお茶会とは関係ございません。)