Effect of 15-mg Edoxaban on Clinical Outcomes in 3 Age Strata in Older Patients With Atrial Fibrillation: A Prespecified Subanalysis of the ELDERCARE-AF Randomized Clinical Trial

JAMA Cardiol. 2022 Apr 13. doi: 10.1001/jamacardio.2022.0480.

PMID: 35416910

 

P:80歳以上の心房細動既往のある患者

I:エドキサバン15mg/日

C:プラセボ

O:3年齢階層毎の脳卒中または全身性塞栓症の複合、大出血イベント

 

結果:脳卒中または全身性塞栓症

80~84歳:I群で1.6%、C群で3.9%(HR:0.41、95%CI:0.13~1.31)

85~89歳:I群で2.8%、C群で7.3%(HR:0.42、95%CI:0.17~0.99)

90歳~:I群で2.4%、C群で10.1%(HR:0.23、95%CI:0.08~0.68)

大出血イベント

80~84歳:I群で2.2%、C群で0.4%(HR:5.27、95%CI:0.61~45.36)

85~89歳:I群で2.2%、C群で3.0%(HR:0.74、95%CI:0.24~2.33)

90歳~:I群で6.5%、C群で2.1%(HR:3.02、95%CI:0.82~11.21)

 

超高齢患者に対し低用量エドキサバンは脳卒中または全身性塞栓症予防効果があると考えられる

用量調節の幅が広がったことで、DOACの中でもエドキサバンは使用しやすい薬剤であると思われる

ただし、低用量であっても大出血イベントを増加させるため、塞栓症のリスクと出血のリスクのバランスの考慮は引き続き必要であろう