Repaglinide versus nateglinide monotherapy: a randomized, multicenter study

Diabetes Care. 2004 Jun;27(6):1265-70.

PMID: 15161773

 

P:3ヵ月間の食事・運動療法を受けたHbA1c7~12の糖尿病患者

I:レパグリニドを1回0.5mgから開始し、最大16mg/日

C:ナテグリニドを1回60mgから開始し、最大360mg/日

O:HbA1cの変化量と空腹時血糖値(FPG)の変化量

 

結果:投与量の中央値はI群で6mg/日、C群で360mg/日であった

HbA1cの減少量はI群で-1.57%、C群で-1.04%であり、I群の方が有意に減少した(p=0.002)

FPGの減少量はI群で-57mg、C群で-18mgであり、I群の方が有意に減少した(p<0.001)

体重増加量はI群で1.8kgであったのに対し、C群は0.7kgであった(p=0.04)

軽度の低血糖はI群で7%に発生したのに対し、C群では低血糖の発生はなかった

 

海外のレパグリニドの投与量は日本(最大3mg/日)と比べてかなり大きいため、有効性比較の資料としてはあまり役に立たないように思われる

用量依存的に血糖低下作用が高まるが、低血糖出現が増え、体重も増えることが確認できたと言える