二重まぶた手術をはじめてというあなたへ
わが国では二重まぶた手術が美容外科手術の中で最も多いです。
外国に比べて日本において最もよく研究され、発展をとげた分野です。
目元が美しいとそれだけで輝いて見えるので、年齢を問わず目元のオシャレには関心が高いです。
現在の美容外科の技術で二重まぶたにすることは気軽にできるようになりました。
二重瞼にしようと思っても、手術は初めての経験ですから不安があると思います。
特に、二重のラインや幅については、本当に自分に似合うのかどうか、気がかりだと思います。
診察であなたの気持ちをすべて医師に伝えてください。
あなたに合った方法をアドバイスするのが医師の責任であり、やりがいでもあります。
二重まぶた手術は、オーダーメイドの医療です。
人それぞれ、まぶたの構造が異なっているわけですから、これに対して一律に同じような手術をしたのでは、よい結果は生まれません。
よく患者さんの希望を聞き、まぶたをよく診察した上で、その方に最も適切な手術を選択しなければなりません。時には二重まぶた手術そのものがその方に適切でないと判断された時は、手術をお断りしなければならない場合もあります。
アイテープやアイプチで二重まぶたをつくる女性も少なくありません。
ただし、この方法を長く続けていると、赤く腫れたり、かぶれたりすることもあります。
しかし、二重まぶた手術には欠点がありますので、不適切な手術を受けるよりは、アイプチをしていた方が安全とも言えます。
手術を受ける前によく検討することが大事です。
実際に二重まぶた手術を受けるにあたり、大切なことが二つあります。
①二重のラインのデザインです。
自分の希望する二重になるには、鏡の前で二重まぶたを色々作ってみるシミュレーション作業をくり返す過程が必要です。デザインどおりに二重を仕上げていくのです。
②手術の安全性です。
よく、簡単に10分ほどで、糸で留めるだけでキレイな二重になれることが宣伝されていますが、手術の危険性についての配慮が欠けていると考えています。
埋没法は簡単な手術ですが、十分に安全でなければならないのです。
さらに本当にその方に合ったデザインを十分に時間をかけて行い、
手術自体も丁寧に行なわれなければなりません。