さて前回の続き。前回からそうだけど素人なので詳しい検査とか治療内容はお医者さんに確認してください。
治療いつまで続くん?
不妊治療始めた段階では、どうやら私の排卵障害くらいしか問題ないみたいだし、薬でコントロールすれば3ヶ月くらいで卒業できるかなと思ってましたが気づけば2025年が終わってました。
不妊治療に通い始めてインスタで何人の出産報告を見送ったことか。はじめのうちはこれに続きたいな、という思いでおめでとうが送れていた。年末、ついに友達の出産報告見て泣いた。インスタログアウトした。
現実知ろう
不妊治療するまで子どものでき方って保健体育レベルの知識しかなく、10代の妊娠を望まない人向けの性知識しなかったから避妊やめたらすぐできると思ってたんです。
いざ悩んでから知りましたが、20代後半の健康なカップルでも平均して10ヶ月程度妊活期間を要していて、1周期あたりの妊娠確率も25-30%前後。友達なんでみんな結婚して1年くらいでぽんぽん子供産んでるの?凄すぎない?と思うくらい、意外とすぐできるものではない。妊娠には排卵→受精→着床→(継続)と複数ステップがあるし、そのなかには検査ではわからない障害もある。
ここまで行っていた治療は一般不妊治療といって、全てのステップが自分の体のなかで行われるためほとんど自然妊娠。リスクは少ない分、検査できない障害で躓いていてなかなか授かれていない可能性はある。
体外受精怖いとか言ってる場合ではないのでは?
体外受精
ここからは生殖医療補助の時間です
排卵〜受精までのステップを体外で行い、そのステップで起きうる障害をカットできるのが体外受精です。
①体のなかで卵胞を育て
②卵胞を取り出し
③シャーレのなかで受精させ
④受精卵を身体に戻す
だいぶ人間の手が入ってくるので当然リスクは全くないわけではないですが、1回の妊娠率は今までの数%から30%近くまで上がるとのことでステップアップ決めました。
ちなみに先生からはまだ若いし一般不妊治療でもいいんじゃない?と言われてました。これ同世代、なんなら私より若い20前半とかで不妊治療してる人きっとみんな言われてると思うのですが、いま子供が欲しくて時間とお金かけてるのに若いから大丈夫とか言われても困りません?
採卵周期開始
2026年2月、半年ぶりにAMH測ったら治療開始時7.5→6.1ng/mLまで下がってました。依然として高いんですが排卵誘発でたくさん卵作ってるからか減り幅大きいですねぇ…。
スケジュール感
受診スケジュールは月4回でした。生理3日目にまず受診→そこから薬飲んで10日目くらいに卵胞の大きさ確認、まだ育ってなかったからお薬追加→13日目に再診、採卵日決定→採卵 でした。通院頻度は増えたけど薬の種類が増えたのでかなり安定して卵胞は育ってくれ、採卵周期開始時に聞いていたスケジュールとほとんどずれずに予定が組めました。仕事の調整はしやすかったです。
採卵まで薬漬け
今までフェマーラ一本だったけど、さっきも書いたとおり増えます。
・フェマーラ(1日1回)
・デュファストン(1日1回)→途中でルトラールに変更
・レコベル(注射、1日1回)
こんな感じです。いちばんびびってたのが自己注射だったけど針細いから全然平気でした。インフルエンザの注射どころか採血耐えられるなら絶対大丈夫。抜くときまっすぐを心がければ血も出ないし痛くもないです。
採卵当日
通ってるクリニック次第ですが、わたしのところは全患者静脈麻酔です。卵がたくさんとれそうなら麻酔って病院もあるみたいですね。
まず朝行って採血、エコー
→手術準備室で着替えて待機(すごい待った)
→点滴刺されて麻酔(10秒でスリープモード)
→15分後にベッドで目覚める
こんな感じで気づいたら終わってた。
静脈麻酔初めてだったけど考える力を強制的に奪われて意識失う感覚すごい怖かった。これが一番怖かったかも。
そして、回復したあと。
持参した精子がとても薄いから顕微授精で進めるけどいい?と確認されました。
顕微授精
体外受精は、受精の方法によってふりかけ法(IVF、一般的に体外受精というとこちらを指します)と顕微授精(ICSI)という2つに分かれます。
ふりかけ法は文字そのまま、精子を卵子にふりかけて、精子が自力で卵子に潜り込んで受精する方法です。
顕微授精は培養士さんが顕微鏡で形の良さげな精子を選んで、針で卵子に精子を注入するという方法です。精子の量が不十分な場合、奇形率が高い場合などにこちらが選択されます。
顕微授精では仕組み上通常受精できない精子も受精できてしまうので、受精率は高いけどその後の着床率、妊娠継続率はふりかけ法のほうが高いと聞いたことがあり、なるべくふりかけ法を望んでました。
が、まあ精子が少ないのではしょうがないです。お願いしますと培養士さんに託してその日は帰宅しました。
副作用と追加通院
採卵周期自体はスケジュール立てやすかったけど、問題がそのあとの注射、それから腹水です。
薬漬けになってたので当然といえば当然ですが、採卵周期では卵巣が腫れる人もいます。(OHSS)
卵胞がたくさん育った時に起きやすいみたいで、私は16個も取れていたのでちょっと腫れそうってことでした。で、腫れを抑える薬を打つから3日間病院来て、と突然言われました。火曜なんだけど、水木金…?嘘でしょ。
通っている病院はいつも1-2時間待ちます。そんなに年休取れないよ!と思ってたけど注射だけだから待ちなしで通してくれるとのことで、仕事を早めに切り上げて注射を打ってもらいにいきました。
その際、お腹の張りはどう?水飲めてる?排尿は?としこたま聞かれました。腹水というものがたまってくると水が飲めない、排尿できない、などの症状が出て、ひどいときには入院が必要になるみたいです。
気をつけて水をたくさん取るようにしていたのもあってかそこまでにはならなかったけど、採卵翌日くらいから仕事の作業着のウエストがきついとか、満腹感が常にあってご飯が食べられないとか、そういう症状が出ました。1週間くらいはご飯が苦しかったです。
移植
移植のタイミングについて
これ私知らなかったのですが(何も知らない)受精卵を身体に戻す移植のタイミングは2パターンあります。
ひとつめが新鮮胚移植といって、受精(採卵)後3〜5日前後で戻す方法
もうひとつが凍結胚移植といって、受精卵は一旦冷凍保存し、1周期分は普通に生理が来るのを待ち、次の月に移植するという方法です。
私の場合は卵巣が腫れかけてたのもあって一旦凍結して1周期分移植を待ちました。待つ人のほうが多いみたいです。つまり体外受精も毎周期にチャンスがあるとも限らないわけですね。
培養報告(専門用語祭)
採卵終わって5日目に生理が来ました。移植周期スタートということで、生理から3日目にお薬をもらうのと、受精卵の培養結果を聞きに行きました。
顕微授精で採れた卵子16個のうち成熟していた12個に対して受精を行ったそうです。11個が正常受精し、うち1個は精子を注入した際に卵子が変性しちゃったそうです。顕微授精ではまれにあるリスクと聞いていたので仕方ないなーって感じです。
見事出来上った受精卵ですが、どこまで育てるかでまたパターンが分岐します。3日くらい育てて細胞分裂序盤で止めた受精卵を初期胚、5日くらい育ててある程度細胞分裂させた受精卵を胚盤胞と言うそうです。詳しい違いはよくわかんないので成長途中かわりと成長してるかの違いです。
胚盤胞のほうが着床率は高いみたいですが、シャーレのなかでは胚盤胞まで育たず成長が止まってしまう場合もあるので、初期胚の状態で冷凍し、お腹に戻すパターンもあるそうです。
11個のうち1個は初期胚のまま冷凍し、残る10個を育ててみたところ、6個はぼちぼちいいグレード(4AB、4BA、4BB×3、4BC)に育ったため冷凍、あとは破棄になったそうです。
新出語がたくさん出てくるのですが、グレードとは胚盤胞の細胞分裂の進み具合?を示すもののようです。詳しいことは書きませんが、想像通りAAがとてもよいようです。素人目には何が何やらよくわからなかった。
移植までまた薬漬け
最初にもらったお薬は次の通り
・ルトラール(1日3回)
・エストラーナテープ
テープは2日おきに4枚くらいお腹にぺたぺた貼って子宮内膜を育てるってやつです。
ルトラールから1日3回に増えたので飲み忘れ防止のためにリマインダー設定しました。
内膜の育ち具合を見るために2回ほど内診しました。
いよいよ移植
移植の日は尿をためる必要があります。膀胱を膨らませて膣のエコーを見やすくするためだそうです。朝からトイレに行かずそのまま移植でしたが、もともと頻尿なのでほんとパンパンでした。
移植は無麻酔です。初移植なのでめちゃくちゃ力んでしまったけどそんな痛くないです。深呼吸して慣れればエコーのモニター見ることができました。何が何だかわからなかったけど(笑)次はどこが何なのかとか聞く余裕ありそう。
次は、と書いてしまったのでわかると思いますがこの回は定着しませんでした。次回、判定までの検査薬大量消費回と結果報告です。