ショッキングピンクの蛙は溶けてしまったが、
娘たちは連日の酷暑にも負けず食欲旺盛である。


喜ばしいことだ。


故に、
そろそろ
クリスピーと、
カニカマが
底をつく。



おばちゃんからの
差し入れを待つか?


…間に合いそうにもない。
酷暑である。

酷い暑さである。



車のフロントに
ショッキングピンクの蛙が鎮座している。


蝋みたいな
石鹸みたいな。


かなり
リアルな彫像。


良い香りがする
ショッキングピンクの蛙。


強烈な日差しの中
私の蛙は
太陽に
コロサレタ。


灼熱のフロント部分で
無惨にも
ドロドロに
溶けていたのだ。



ぎょぎょっ



既に蛙の形をしていない
ショッキングピンクの
溶解物。
何とかせねば…
と、鷲掴みしたら
熱いのなんの。



プチ拷問だった。



素敵だった姿は
既に記憶の中。


ティッシュに包まれて
ショッキングピンクの溶解物は、ゴミ箱に収容された。


ちょっと
ショック


気に入ってたんだけど。


夏の車内は
恐ろしい場所である。



本社出張のお土産は
ウェットティッシュと
煎餅一つ


気が重い会議の
差し入れに
後輩へ託した
竹の子の里


社内の研修の時は
海老マヨおにぎり


ほんのり甘いコーヒー
だったり。


検討違いの様だが
そうではない
彼からの贈り物。



着かず離れずの
絶妙な距離感で
然り気無く
支えてくれる。




あなたが心配です



って…(涙)



嫁になりたい。



ちょっと遠くの
心のフィアンセは
週末も本社で会議だった。にも関わらず、
飛行機で帰ってきて早々、良い米を作る為に暗くなるまで農作業に励んだそうな。


有能な営業マンは
二足の草鞋を
見事に履きこなす。



なんか
すっごく大きな存在。



どーしたものか。


絶妙な距離過ぎて
バランスを崩すのが
怖いのよ。