エビちゃん食育隊「茶の湯入門お茶席の作法・お茶とお菓子のいただき方」を開催しました!! | エビちゃんと一緒に文京区日記

エビちゃん食育隊「茶の湯入門お茶席の作法・お茶とお菓子のいただき方」を開催しました!!

こんにちはニコニコエビちゃん応援隊のミィです。

10月4日はエビちゃん食育隊の「お茶席の作法教室」でした。
あっという間に1ヵ月が経ってしまいましたが
当日の模様を報告させていただきます。

Fooding Japan エビちゃん食育隊「料理教室」は、
エビちゃんこと文京区議会議員の「えびさわけいこ」さんが
みんなにしっかり食べて元気になってもらいたい!!
食べ物の事、歴史や文化を知ってもらいたい!!
と、願って始めた「料理教室」です。



今回初となる「お茶席の作法教室」は護国寺さまの本坊(和室)をお借りして
開催いたしました。

講師の先生は護国寺の貫首のご長女で表千家教授の黒田弘子先生に
ご指導いただきました。

初めての方でも気軽にご参加していただきたいと思いまして
茶の湯入門・お茶席の作法「お茶とお菓子のいただき方」を開催しました。

お子さまからおじいちゃんおばあちゃんまで色んな年代の方が
ご参加くださり楽しい教室になりました音譜


本坊の和室に赤い毛氈(もうせん)を敷いていただき、
素敵なお茶席を作っていただきました。




お床のお花は9~10月ごろに咲く「酔芙蓉」という珍しいお花でした。
酔芙蓉は花の色がお酒に酔ったみたいにだんだん赤く
変わっていくところから名づけられたそうです。




皆さんにお席に付いていただいていよいよ始まりました。
エビちゃんもお着物を着ましたよニコニコ

最初に先生のご紹介。
護国寺の岡本貫首のご長女で表千家教授です。
家元直門 菅田宗匠門下、表千家同門会東京支部幹事補佐をされていて
護国寺茶道部にて講師を務め、長徳寺心月庵に稽古場を持たれています。




今回お点前は護国寺茶道部にて黒田先生がご指導されているお坊さまに
担当していただきました。

エビちゃんから風炉と炉の違いの説明がありました
「釜のお湯を沸かすのに10月までは風炉を使いますが、
 11月から炉になります。
 暑い間は広間で火の漏れない風炉を使い、
 寒くなったら小間に炉を切って部屋を暖めます。
 お茶は季節に合ったおもてなしを大切にします。」



ミィも結構長いこと茶道のお稽古をしていますが、
初めてお坊さまのお点前を拝見させていただいて
とてもいい経験になりました。


お点前が始まると、水屋からお菓子を運びます。
水屋というのはお茶椀やお菓子を準備するところです。

お菓子はこの季節にピッタリの「菊」です。




先生とエビちゃんで、
お菓子の取り回し方の手本を見せながら説明をしました。

お菓子が回ってきたら
まずは隣の方に「お先に頂戴します」のご挨拶が大切です。
続いて亭主(主催者)に「頂戴します」の挨拶をして
お菓子器に付いている黒もじ(お箸)でお菓子を取ります。

お配りした懐紙と黒もじでお菓子をいただいてもらいました。




お茶席で点てたお茶はお正客と次客の方にお出して、
続いては水屋で点てたお茶を運びました。

ミィも頑張って水屋でお手伝いの方々と一緒にお茶を点てましたニコニコ




またまた先生とエビちゃんとで
手本を見せながらお茶のいただき方を説明しました。

お茶もお菓子と同じで隣の方に
「お先に頂戴します」のご挨拶をしますが、
そのご挨拶の前に反対側の隣の方に
「もう一服いかがですか?」と伺います。

それでもう一服くださいという方はいないと思うのですが、
はやり相手のことを思いやる気持ちの表れです。

そして自分の前にお茶碗を置いて亭主に「頂戴します」の挨拶をして
お茶をいただきます。

表千家では、お茶をいただく前にお茶椀を手前に2度回し、
いただいた後は飲み口を指で拭って清めて、
奥に2度回してお茶碗の正面を元に戻します。




最初は皆さん少し緊張気味でしたが、美味しいお茶とお菓子で
緊張も取れたようでした。

一通り終わったところで小休憩です。
慣れない正座で足が痛くなっては大変なので足を伸ばしてもらいました。


休憩中に水屋では次の準備です。

こちらはお抹茶を入れる茶入で「棗」(なつめ)といいます。
棗が2つあります。ということで後半は、
銘柄の違うお茶をもう一服いただいてもらい
ちょっとしたお茶の飲み比べをしましたにひひ




休憩終了。
お席に付いていただいて後半スタートです。
お坊さまも交代してまたお点前が始まりました。




今度のお菓子は栗の干菓子です。

エビちゃんからお茶席のお菓子について説明がありました。
「落雁、金平糖など砂糖菓子のような乾いたお菓子を干菓子といいます。
 先程の菊の生菓子は主菓子といいます。
 練り切り、羊羹、お饅頭のような生菓子も主菓子になります。
 主菓子は濃茶の時に、干菓子は薄茶の時にいただくのが一般的です。」




前半に学んだことを生かしてお茶とお菓子をいただいてもらいました。

先ほどと違うのは干菓子はお菓子器に黒もじが付いてないので
手で取ります。
食べる時も手でいただきます。

二服目のお茶を何も言わずにいただいてもらいました。
飲んだとたん「苦い!!」と声が上がるお子さんもいました。

そこで皆さんにお茶の感想を伺いました。
好みは人それぞれなので、様々な感想でした。

エビちゃんからお茶の違いについて説明がありました。
「実は一服目は濃茶にも使えるいいお抹茶で、
 二服目は薄茶用のちょっとお安いお抹茶でだったんです。
 いいお抹茶ほど苦味が少なくまろやかな味わいのお茶になります。
 濃茶は薄茶の2倍お抹茶を使うのでいいお茶を使います。」

一服目の時には「苦い!!」という声が出なかったので
お子さんの正直な感想にびっくりしましたえっ




エビちゃんが「お点前をやってみたい方はいませんか?」と
聞いてみたところ、ほとんどのお子さんの手が上がったので
ちょっとおどろきましたえっ

先生に指導してもらって順番にお点前の体験をしました。
皆さん初めて触れるお道具ばかりなので、
エビちゃんも扱い方をのアドバイスをしていました。




自分で点てたお茶を運んでお母さまにいただいてもらいました。

茶道はお点前、作法を覚えることだけではなく
お茶碗やお茶道具など物を大事に扱うことを身に付けることも大切です。




先生からは大変うれしい感想をお聞きしましたニコニコ

小さなお子さまからご年配の方まで幅広い年齢層になりましたが、
皆さんが相手のことを気遣ってとてもいい雰囲気の教室が出来て
とても感激されたそうです。

分かりやすい丁寧なご指導ありがとうございました!!




最後に本日の感想や参加するきっかけを皆さんに伺いました。

あるお子さまは大河ドラマの黒田官兵衛で千利休を知って
お茶に興味持つようになり、参加してくれたそうです。
色んなことに興味を持って大切なことですね!!

日本文化に触れてみたいと留学中の大学生の方もご参加いただきました。
とっても感激してくれたのでこちらも嬉しくなりましたニコニコ



エビちゃんは小さなお子さまも最後までちきんと正座をしていて
お話を聞いてくれたことに驚いてとっても嬉しかったそうです。
たくさんの方に参加していただいて、とてもよい教室になりましたので
春ごろまたぜひ開催出来たらとのことでしたニコニコ


お作法の勉強だけでなく日本文化にふれる貴重な体験となりました。

ミィも大変すばらしい体験をすることが出来ましたグッド!

ご協力いただい護国寺さま、ボランティアの皆さん
本当にありがとうございました。


次回は11月に料理教室を予定しています。
詳細はまたお知らせします。


興味のある方はぜひぜひご参加くださ~い!!

エビちゃん、スタッフ共々お待ちしています!!