新しい玩具

新しい玩具が届きました。
手前のくすんだ色のものは以前から所有していたナチュラルトランペット(孔無し)です。
奥の比較的きれいな色のものが今回購入したバロックトランペット(3つ孔)です。
どうやら孔のある楽器をバロックトランペット、孔のないタイプをナチュラルトランペットと呼ぶらしいです。
個人的には全部ナチュラルラッパと呼んでしまいたいところですがその道の人たちは本気でその2種類の単語を使い分けているらしいです。
現段階においてナチュラルでデビューしようとかいう突拍子もない事は考えておりません。
どうやら基本中の基本を音楽的に守らないと僕のような不器用&凡才な人間には吹けない代物らしい=練習の取り組み方によってはモダンのラッパにも効果があるのでは、ということで基本練習を中心に使い始めてみました。
結論を述べてしまうとこれがかなり面白い。
効果は実感、確認できたので生徒にもレッスンで吹かせたり。意欲のある生徒は時間を見つけては練習に通ってくる。音色的にも合わせやすいので僕に時間があればデュエットしたりしてブレンドする心地よさを体感してもらったり。
何よりも短期間でモダンラッパへかなりの効果が認められたのは事実。
アンチ・ヴァルブ無しラッパだったティボー先生も「普通のラッパに才能がなくてナチュラルラッパ始めた奴が数年後に普通のラッパ吹いたらみんな上手になっているんだよね。なんでかなぁ」っていわれていました。わかる気がします。何年もはかからないとは思いますけれど...
やり方次第でここまで効果があるのであれば生徒の練習貸し出し用にあと2、3本購入しておこうかしらとも考えてしまいます。
補足ですが孔無しと孔ありがある訳ですが孔無しでは困難な音程修正を補正孔でできるのが孔ありという認識でまぁいいんじゃないかと思います。
ナチュラルラッパの場合は五線上にギリギリのファの音はちょうどナチュラルと♯の間くらいでして、第一段階でその辺で引っかかります。でもまぁ時間の問題でソコはクリアーできますが次にブラ下がったラのナチュラルの壁が来ます。これはどうやってクリアしてよいのか全くわかりません。
当然これだけではない孔無しの難しさを知っている人はマデウフさんの演奏のバケモノ加減がわかるとおもいます。
かといって孔ありの楽器が簡単かというとそれも違います。
難易度は充分以上ですので念のため。
ただ、難しいという捉え方よりは「面白い」と思った方が余程収穫のある楽器だと思います。
ナチュラルのマウスピースの研究も進めたいところですがその前にいろいろと仕上げないといけないものが・・・
オーダーされているお客様、山野楽器さん待たせてごめんなさい(汗)。