実は | ~東南アジアに住むラッパ吹きのマッピ製作と日常のブログ~

実は

以前書いたかもしれないが僕はテレビの無い生活、たまたまあっても見ない(見てもわからない)生活を20年近くしている。現代では結構珍しい生活形態だろうと思う。

そして未だもう一つある.....

自慢には全くならないのだが、まともな音で再生出来るオーディオがない。

もっているCDは何百枚もあるのだが......

ステレオは以前あったのだが、引っ越しを重ねているうちにスピーカーのコーンを業者にぶつけられて破られてしまい、使い物にならなくなってしまった。 ダイアトーンのそこそこ良いものだっただけに残念である。 箱はまだあるので誰か修繕できるアイデアのある人いないでしょうか。

音楽で生計を立てていく人間としてオーディオがないのってどうなのよ?って話だが、実は何の支障もない。 むしろ仕事から解放されたときくらいは音が無い生活でありたい。

今の生徒は新しい曲に取り組み始める時にまず「CDか何かの録音ありますか?」って聞いてくる。

楽譜からなにかを読み取る、感じ取るという意思が非常に希薄である。

オーディオがない時代の音楽家は何を頼りに新作を?

楽譜はインスピレーションの元である。録音というものを通じてインスピーレーションに制限を与えてはならないのだ。


以上、ここまでは僕のいいわけ。

反面、オーディオがあるというのは便利である。

オケで毎週違う曲を次から次へ演奏しなくてはならない立場の人間からすると曲全体の様相を再確認したり出来る。

やはり古今東西のアーティストの演奏を聴いて刺激を受けたりして自分への活力を供給したりもできるだろう。

というわけでオーディオが昔のように好きになったわけではないが、ある程度まともなものを揃えようかという気になって来ている。


しかーーーし!!!

困った事がある。
何をどう揃えて良いのやら。

20年前ならこれだ、あれだ、って思ったものの.....
いまは既に全てが変わっていて何がなんだかさっぱり分からない。
ある友人にいたっては「最近はアンプ無しで鳴らせるスピーカーあるんだぜ」って言い出す始末で。

このあいだ100歳近くで他界した爺様所有のCDを親類の承諾を得て譲ってもらった。

それらを無駄にしない為にも数百万のオーディオを入れようかしらと考えてみたものの、全くもって無知。このままではドブに捨てる様な事態にもなりかねない。

というわけでまだまだ時間がかかりそうです。