ちょっと芸術な話。
生涯
一つのものを
追求し続ける人が
見える世界は、
どんな景色なんだろう
これは私の好きなミケランジェロの
言葉。
10代のときは、芸術の基礎知識を学んだ。
20代のときは、技術の体得に励んだ。
30代のときは、芸術に対する着想、工夫や考え、思いつきを広げるように努めた。
40代のときは、体得した技術を応用するための術を学んだ。
50代のときは、若手芸術家のセンスを学んだ。
60代のときは、初心に帰り、もう一度、芸術の基礎知識を学んだ。
70代のときも、初心に帰り、もう一度、技術の体得に励んだ。
80代のときも、初心に帰り、もう一度、芸術に対する着想を広げるように努めた。
89歳で亡くなったミケランジェロですが
はたして、90歳のミケランジェロは、なんと言ったんだろう?
凄く謙虚な気持ちに
なる感慨深い言葉です
システィーナ礼拝堂の天井画。
『最後の審判』
彫刻家ミケランジェロが、
壁画を書いた理由が
面白いストーリーで
建築家ブラマンテというサン・ピエトロ大聖堂の主任が、
ミケランジェロの才能を疎ましく思っていて、未経験の天井画をかかせる事で失脚させようと考えユリウス2世に進言したそうです。
自分は、彫刻家であり画家ではない。
と断るも、法王は聞き入れてくれず
4年もの歳月をかけ完成させた
作品に、
ミケランジェロの評価が
高まりラファエロやダビンチ
と並ぶまでに称されるように
なったそうです
嫉妬心までプラスに
変えるパワフルさと、
芸術的才能。
まさにルネサンスの巨匠