先日、狩猟フォーラムに参加して来ました。ここで大きな収穫がありました。
関係ブースが並んでいたのですが、そのひとつ、秀岳荘の出展品の中にマタギのナガサがあったのです。
しかも西根正剛氏の袋ナガサです。
こんな感じのです。包丁みたいですね。
魚や獲物を捌くばかりでなく、ナタとしても使える丈夫な刃。
さらには、自分はとても出来ませんが、柄の部分が筒状になっていて、そこに棒を刺して槍のように使ってクマをも倒すという使い方が出来るものです。
しかし、どうしてここにあるんだ?
思わず担当者に詰め寄りました。
「どうして西根氏のナガサがここにあるんですか?」
「西根氏は、もう亡くなってますよね?」
「まだ在庫はあるんですか?」
このナガサを知ったのは、もう20年以上前でしょうか。
マタギの本を色々読んでて、決してナイフマニアではないのですが、その卓越した機能性を知り、いつかは自分も持ちたいと思っていたのですが、最近になって作者の西根氏が亡くなっていることを知ってしまったのです。
もう手に入れることは出来ないと思ってました。
担当者の回答は
「亡くなってるんですか?
よく分かりませんが、まだ在庫はありますよ」。
秀岳荘は、狩猟ショップではないので、西根氏のマタギナガサにそれほどの価値観を持ってないのでしょうか?
というわけで、今日、秀岳荘に行って来ました。確かに在庫があります。
あまりでかいナイフは持ちたくありませんが、狩猟で使うナイフは、刃渡り20センチ程度必要と言われたこともあります。
ん~、欲しい。どーしても欲しい。
しかし高い。2万越え。
今後の一週間で、送別会が2つ、飲み会がひとつ、結婚式(二次会付き)を抱えている身としては、ナイフに2万以上かける余裕がない。
これらの飲み会を全部やめれば、マタギナガサが2本は買える。
しかし、どの飲み会も自分にとってはマタギナガサに匹敵する、もしくはそれ以上に大切な飲み会。外したくない。
猟期が始まるのは秋。
猟に出れば獲物が獲れるというわけではありません。
立派なナイフも、出番があるのかどうかも分かりません。
また、マタギナガサ購入は先送りになりそうです。