前営業日サマリー
8日のドル円は158.08円で始まりました。東京では実需のドル売りで157.59円まで下落した後、中東情勢を巡る警戒と米金利上昇を背景に158.29円へ反発。日経平均は半導体株の下落が重荷となり、1.42%安の69,042.11円で終了しました。
ロンドン市場では158.09~158.30円を中心に小動き。原油高がドルを支えた一方、為替介入への警戒が上値を抑えました。ユーロドルは仏財政・政局への懸念から1.1172ドルまで下落した後、1.12ドル台へ戻しました。
NY市場では米30年債入札を無難に通過し、トランプ米大統領が中間選挙前の対イラン攻撃を否定したと伝わると米金利が低下。ドル円は157.52円まで反落し、157.88円で引けました。ユーロドルは1.1211ドル、ポンド円は208.85円。米10年債利回りは5.229%へ低下し、S&P500は0.47%安、ナスダックは1.25%安。AI関連株の調整が重荷となりました。一方、WTIは3.64%高の91.49ドル、金は0.39%高の4,157.00ドルでした。
米消費者心理とAI株の調整を見極め
本日は19時15分にチポローネECB専務理事、21時30分にカナダ9月雇用統計、22時30分にシュナーベルECB専務理事、23時に米10月ミシガン大学消費者態度指数速報が予定されています。前日にウォラーFRB理事が連続利上げは不要との見方を示したため、米指標が金利見通しをどう修正するかが焦点です。
消費者心理や期待インフレが強ければ米金利とドルを支えやすい一方、弱い結果なら157円台前半を試す可能性があります。AI株の調整はリスク回避の円買い要因ですが、原油高が米インフレ懸念を強めればドルの下値を支えるため、両材料の綱引きが続きそうです。
本日の注目ポイント
ドル円は157.50円が最初の下値メドで、割り込めば157.00円が意識されます。上値は158.00円と前日高値158.37円。158.37円を明確に上回れば反発継続、157.50円割れなら調整拡大の可能性があります。週末を控えた持ち高調整に加え、中東関連の速報には注意が必要です。12日は日米の一部市場が休場となるため、流動性低下を見越した値動きも想定されます。

