前営業日サマリー
15日のドル円は158.33円で始まり、東京早朝に158.35円を付けた後、半導体株を中心とするアジア株安と米金利低下を受けて157.58円まで下落しました。日経平均は前日比3,318円安の64,425.95円。欧州時間は米10年債利回りが5.15%台から5.07%台へ低下するなか、ドル円は157円台後半で推移し、ユーロドルは1.1241ドルまで上昇しました。
NY市場では米9月PPIが予想を上回ったものの、ドル買いの反応は限られました。ドル円は157.55円まで下げた後、158円台を回復し、終値は158.00円。ユーロドルは1.1220ドル、ポンド円は209.74円でした。米10年債利回りは5.083%へ低下。米株は終盤に持ち直し、S&P500は0.3%高、ナスダックは0.1%高で終了しました。WTI原油は在庫減を受け97.97ドル(+3.03%)、金先物は4,170.10ドル(+1.51%)でした。
米金利と中銀発言が焦点
本日は18時にユーロ圏9月HICP確報、21時30分に米輸出入物価、22時15分に米9月鉱工業生産が予定されています。15時30分には植田日銀総裁の挨拶(内田副総裁代読)があります。ウォーシュFRB議長とIMF専務理事の対談は、FRB公式日程の米東部時間10月16日23時30分で、日本時間では17日12時30分です。
前日のPPI上振れにもかかわらず米長期金利が低下した点が、ドル円の戻りを抑えました。きょうの物価・生産指標が強く、金利が持ち直せばドルの支援材料となる一方、弱い結果なら景気減速への見方から米金利とドルに下押し圧力がかかる可能性があります。ウォーシュ議長の発言は利下げ・利上げ見通し、日銀総裁の挨拶は次回会合を巡る円の織り込みに影響し得ます。
本日の注目ポイント
ドル円は前日安値157.55円、終値158.00円、高値158.35円が目先の節目です。157.55円を下回れば円買いの継続が意識され、158.35円を上抜けば下落の一服を試す展開も考えられます。さらに上は159円が心理的な節目となる一方、当局の円安けん制への警戒も残ります。米指標と中銀発言が続くため、金利の振れや週末の持ち高調整による急変に注意が必要です。

