前営業日サマリー
14日のドル円は158.33円で始まりました。東京市場では午前に158.51円まで上昇したものの、円安けん制への警戒とドル売りに押され、午後は158.11円まで反落。日経平均は半導体株の重さもあり、前日比33円安の6万7,744円で5日続落となりました。
ロンドン時間は米CPI待ちで158.2~158.4円を中心に推移し、ユーロドルは1.1200ドル台を維持。NY時間、総合CPIは前年比+3.7%、コアは同+2.6%と予想を上回り、ドル円は一時158.95円まで急伸しました。しかし、10月利上げ観測が一時高まった後に後退し、米長期金利も上げ幅を縮小。ドル円は158.05円まで押し戻され、158.33円で取引を終えました。ユーロドルは1.1157ドル、ポンド円は208.89円でした。
米株はダウが0.09%安、S&P500が1.11%安、ナスダックが1.88%安。米10年債利回りは一時5.335%へ上昇後、5.189%で終了しました。ドル指数は102.56へ上昇、WTI11月限は95.09ドル、金12月限は4,107.90ドルで、銀も大幅安となりました。
CPI上振れの初動と巻き戻し、きょうの米指標へ
本日は8時50分に8月機械受注(市場予想:前月比+3.0%)、10時30分に小枝日銀審議委員の挨拶、14時30分に同委員の会見が予定されています。米国では21時30分に9月PPI、9月小売売上高、NY・フィラデルフィア連銀製造業指数、新規失業保険申請件数が発表されます。11時55分のボウマンFRB副議長の講演にも注目です。
CPI発表直後は金利上昇とドル買いが進みましたが、その後は利上げ観測の後退とともに反転しました。きょうのPPIや小売が強ければ、物価・需要の粘着性を意識した米金利上昇が再びドルを支える可能性があります。反対に弱い結果なら、昨夜の巻き戻しが続く展開も。小枝委員の発言は、日銀の利上げ時期を巡る円の手掛かりとなりそうです。
本日の注目ポイント
上値は前日高値158.95円と節目の159.00円、下値は前日安値158.05円が目安です。159円を明確に越えればドル買い再開が意識される一方、158.05円を割り込む場合はCPI後の上昇をさらに戻す可能性があります。米指標が21時30分に集中するため、発表直後の値幅拡大や急反転、為替介入への警戒には留意したいところです。

