前営業日サマリー

5日のドル円は157.73円で始まり、東京朝に157.44円まで下落しました。フランスの財政・政情不安を背景にユーロ売り・ドル買いが強まると158.17円へ反発。日米当局の円安けん制への警戒が上値を抑えました。日経平均は半導体株高を追い風に2.40%高の69,946.86円で終了しました。

ロンドン市場ではドル円が158円前後でもみ合い、日中高値は158.30円。仏国債利回りの上昇一服でユーロは買い戻されたものの、ユーロドルは東京時間に付けた1.1161ドルからの戻りが限定的でした。

ドル円

NY市場では米9月ISM非製造業指数が54.9と予想をわずかに下回る一方、価格指数の上昇がインフレ警戒を促し、米10年債利回りは5.309%へ上昇。ドル円は157.91円で引けました。ユーロドルは1.1223ドル、ポンド円は208.79円。S&P500は0.66%高、ナスダックは1.05%高でした。WTIは1.84%安の89.43ドル、金は0.13%安の4,156.80ドルでした。

 

植田総裁発言と米貿易収支が焦点

本日は15時に独8月製造業受注、15時35分に植田日銀総裁の全国証券大会での挨拶、17時30分に英建設業PMI、18時にユーロ圏小売売上高、21時30分に米8月貿易収支が発表されます。米貿易赤字は1,020億ドルへの拡大予想です。7日4時30分にはクックFRB理事の討論も予定されています。

 

植田総裁が物価上振れや追加利上げに踏み込めば、金利差縮小観測を通じて円買いが強まる可能性があります。慎重姿勢なら、5.3%台の米長期金利を支えにドル円が158円台を固める展開も考えられます。米貿易赤字が予想以上に拡大した場合はドルの上値を抑える一方、輸入増が内需の強さと受け止められると反応が交錯しそうです。

 

本日の注目ポイント

下値は前日安値157.44円と157.00円、上値は前日高値158.30円と158.50円が目安です。利上げを意識させる発言なら157.44円割れ、慎重な内容なら158.30円超えを試す可能性があります。158円台では円安けん制が強まりやすく、植田総裁発言直後の急反転やスプレッド拡大に注意が必要です。