前営業日サマリー
17日のドル円は156.26円で開始。東京では前日の米利上げを受けたドル買いが一服し、日銀会合を控えた円買いも重なって155円台へ軟化した。日経平均は前日比0.33%高の64,136.25円。ロンドンでも米金利低下を背景にドルが伸び悩んだ。
英中銀は政策金利を3.75%で据え置き、票決は6対3.3人が4.00%への利上げを主張したが、発表後はポンド売りが優勢となり、ポンド円は207.88円まで下落した。NYではWTIが一時100ドルを割り、米10年債利回りも4.932%へ低下。ドル円は155.34円から切り返し、155.97円で終了した。ユーロドルは1.1476ドル。
米株は金利と原油の低下を好感し、S&P500が1.1%高、ナスダックが1.7%高。WTI先物は0.51%安の101.91ドル、金先物は0.28%高の4,399.70ドルで引けた。原油は安値から戻しており、中東情勢への警戒は残る。
日銀は利上げの有無より、その先の道筋が焦点
本日は8時30分に8月全国消費者物価指数が発表される。日銀は会合終了後に政策判断を公表し、植田総裁の会見は15時30分。市場では0.25ポイントの利上げ観測が強く、政策金利そのものより、今後の利上げペースと中立金利に関する説明が焦点となる。15時には英8月小売売上高も予定されている。
物価の上振れと追加利上げを示唆する発言が重なれば、国債利回り上昇を通じて円高が進みやすい。一方、利上げが織り込み済みで、植田総裁が慎重な姿勢を示せば、材料出尽くしの円売りも想定される。原油の再上昇は日本の交易条件を悪化させ、円の反応を複雑にし得る。
本日の注目ポイント
ドル円の上値は前日高値156.32円と157.00円。156.32円を明確に上回れば、会合前の円買いが巻き戻される可能性がある。下値は前日安値155.34円と節目155.00円。日銀の先行き姿勢が想定より強ければ155円割れも視野に入る。決定直後と会見中は初動から急反転しやすく、流動性低下やスプレッド拡大に注意したい。

