前営業日サマリー
10日のドル円は153.56円で始まりました。東京では日銀の増審議委員の発言を受けて153.29円まで下落したものの、追加利上げのペースを見極める姿勢が広がり、153円台でもみ合いました。日経平均は売り一巡後に持ち直し、0.20%高の65,270.95円で終了しました。
ロンドンでは原油高と米金利上昇を背景に154円台を回復。NYでは米8月PPIが前年比5.4%上昇となり、金融引き締めへの警戒から154.67円まで上昇しました。終値は154.42円、ユーロドルは1.1612ドルでした。
中東の供給不安でWTI先物10月限は6.69%高の102.48ドル。米10年債利回りは4.95%へ上昇し、S&P500は約0.6%安、ナスダックは約0.7%安となりました。金・銀も下落し、原油高が幅広い資産の重荷となっています。
米CPIと期待インフレが次の焦点
本日は8時50分に国内企業物価指数、21時30分に米8月CPI、23時にミシガン大学消費者態度指数速報が予定されています。同時刻のラガルドECB総裁の発言にも注目です。時刻は日本時間です。
米CPIでは総合指数だけでなく、食品・エネルギーを除くコアの伸びを確認したいところ。物価上昇の広がりが示されれば、米金利上昇を通じてドルを支える可能性があります。反対に鈍化が確認されれば、ドル円の反発が失速する展開も。消費者の期待インフレが原油高をどう織り込むかも重要です。
本日の注目ポイント
上値は前日高値154.67円と心理的節目155.00円。下値は154.00円、前日安値153.29円を目安とします。高値更新なら反発継続、154円割れなら戻りの弱さが意識されそうです。
CPI発表直後の急反転に加え、週末を前にした持ち高調整や中東関連の続報による値幅拡大に注意が必要です。
