前営業日サマリー

9日のドル円は153.98円で始まり、高値は154.01円。東京ではベッセント米財務長官の円安けん制発言を受けて円買いが進みました。日経平均は一時上昇したものの、終値は0.19%安の65,142.78円でした。

 

ロンドン序盤にドル円は152.95円まで下落した後、反発。NYでは米国債買い戻しの規模が期待に届かなかったとの受け止めから米金利が上昇し、ドルを支えました。それでもドル円は153.56円で引け、前日比42銭の円高。ユーロドルは1.1633ドルでした。

 

中東の戦闘激化でブレント原油は100ドルを突破。米株はS&P500が約0.5%安、ナスダックが約0.6%安となりました。WTI先物10月限は96.05ドル、金先物12月限は4,460.70ドルで終了。米10年債利回りは4.84%へ上昇しました。

ブレント原油

日銀発言 米PPI ECBが重なる一日

本日は10時30分に日銀の増審議委員が挨拶。夜は21時15分にECB政策金利、21時30分に米8月PPIと新規失業保険申請件数、21時45分にラガルド総裁会見が予定されています。時刻は日本時間です。

 

原油高の下でPPIが強ければ、米金融引き締め観測と金利上昇を通じてドルを支える可能性があります。一方、日銀の追加利上げを示唆する発言は円買い材料に。ECBの判断はユーロドルを通じ、ドル全体の方向にも影響しそうです。

 

本日の注目ポイント

下値は前日安値152.95円、戻りの定着は前日終値153.56円、上値は前日高値154.01円を確認したいところです。152.95円割れなら円高継続、154.01円突破なら下落一服の可能性が意識されます。

 

欧米イベントが30分間に集中するため、初動後の急反転やスプレッド拡大に注意。中東関連の続報と米国債買い戻しの結果も波乱要因です。