ノルレボ錠(レボノルゲストレル)についての個人的メモになります

※個人的メモなので、細かい所を端折ったり、医学的・薬学的に違うところがありますので、ご了承ください

 

[適応](効能・効果)

・緊急避妊

 

[作用機序]

・排卵抑制作用による避妊効果

・受精阻害作用、受精卵着床阻害作用の可能性もあると考えられている

 

[規制区分・貯蔵]
処方箋医薬品

室温保存

 

[注意事項]

・服用により完全に妊娠を阻止することはできない

・緊急的に用いるものであり、常用、計画的に使用するものではない

・面前服用となるので、代理受診、代理来局は不可

 

[用法]

・性交後72時間以内にレボノルゲストレルとして、1.5mgを1回服用(2時間以内に嘔吐した場合、もう1錠飲むことが出来るが、処方は必要)

 

[禁忌]

重篤な肝障害患者

妊婦(ただし、流産をさせる作用はない)

 

[主な副作用]

頭痛、眠気、吐き気、嘔吐、下腹部痛、消退出血、月経遅延など

 

[調剤の注意事項]

錠素錠のため、粉砕○、半割○

面前服用のため、一包化評価はなし(光安定性✕)

 

[薬物動態]

単回投与:Tmax 2hr / T1/2 25hr

 

[その他]

・妊娠成立後の避妊効果は期待できない

・性交72時間以上経過した場合は避妊成功率が下がるので、出来るだけ早く飲む必要がある(面前服用)

・服用後、3週間を目安に産婦人科(対面受診)などで妊娠や子宮の状態などを確認してもらう必要がある(受診義務)

・服用から産婦人科などを受診するまでは基本的に性交はしない。した場合は、いつしたか記録する

・月経、出血があった場合、日時、血の量(だいたいでよい)を記録しておく

 

[薬価収載日]

薬価基準未収載(保険適応なし) 

[発売日]

2016年4月

 

[その他・メモ書き]

レボノルゲストレルは排卵を遅らせる薬なので、性交と同時に排卵が行われると避妊効果は無くなる

妊娠は排卵日を0日目すると排卵4日前から排卵日までが妊娠の確率が高く、排卵1日目から妊娠の確率が急激に無くなる

よって、性交から排卵日まで6日以上空いていると妊娠の可能性が低くなる

排卵を遅らせる薬なので、服用後に性交をすると妊娠する可能性がある

性交72時間以上経過した場合、計画避妊の場合、基本的に当該医薬品は使用しない

 

[性被害にあわれた場合の相談窓口]

 

[緊急避妊薬の調剤について(日本薬剤師会)]

 

[インタビューフォーム]